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移動先はよくある路地裏のナワバリのような場所だ
スキルアウトのたまり場、としては少しだけ小洒落た改装をされている
『うーんこれは…』
さすがに素通りはできないよなぁ。
なんだか抗争でもあったかのように
火薬と血の交じる匂いにボロボロに崩れる壁の塗装
制服の上に羽織ったカーディガンのポッケから盾のマークの腕章を取り出した
また外してたのかと、白井に怒られてもかなわない
どっちにしろ何かあったのは明白で
ちょっとだけ、ちょこっとだけ正義感とやらを振りかざしてみようとも思えた
『…死んでんのは、スキルアウトか?』
何かに潰されて弾け飛んでるソレはどろどろと血で汚れてよく分からないものになっていた
こうしてスキルアウトのグループ同士の抗争は珍しくない
もっともそれに関与する機会はあんま無いけど。
『…』
ゆっくりと気配を探り奥へ進んでいく
もしスキルアウト同士のいざこざなら
感じるはずのないものを感知しているからだ
空間移動系ともう一つ感じるソレは
あまりお目にかかれないシロモノ
(まさか、ねぇ)
瞬間、銃器の発砲音がした
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時