【テニプリ】最強ガールが出会ったのは６

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真っ暗だ…


視覚を奪われたかのようなそんな空間



Aはその空間で立ち尽くしていた



あ、仁王先輩がいる





『先輩！サボってるとまたしごきます、よ…？』



パッと腕を伸ばすと仁王は消えた



『え…？』


「何してんねん？」



ふと後ろからは聞きなれた声
ひかるだ…


あのね、ひかるっいまっ、！？


───‥仁王先輩が消えちゃったの



けど、声が出なくて伝える事ができない
もう1度光を見ると眉を顰めて鬱陶しそうな顔をしてる


「まあ、何かあったら話くらい聞いたるわ」


話って？ひかる？何を話せばいい？



口パクでそんな事を言ってもやっぱり声は出ない
すると再び背後からクスッと聞いたことのある笑い声が聞こえた



『…アリ、ア…？』



今度は普通に発する事ができた


だが、目の前にいるアリアは前に会った姿とは違う

いつか試合した時の私と入れ替わった時と同じ

私の姿をしていた…




「ふふ、Aはそんなに臆病だだたかしら？」


『アリアっ』

手を伸ばすとアリアもまた消える


『っ…ひかっ！』



振り向いて光に声をかけても、彼ももう既にいない


誰にも触れられない
話す事もできない

真っ暗な中にひとり

また、真っ暗の中に１人…



ねぇ、先輩
どうして触ることができないの？


ねぇ、ひかる
何を話せば楽になれる？




ねぇ、アリア…




私、怖いよ＿＿＿＿...







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