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『初めてやね〜
信ちゃんとこんな風にバレーするの』
北「せやな」
ぽんこぽんことパスをする
小学生の時だったら考えられない
だってまだバレーボールしとらんかったもの
北「Aも大きいなったなぁ」
『え、それおっちゃん臭いで
てかそれ言うなら信ちゃんやん、昔は信ちゃんのが背ぇちっさかったし』
北「ほんまやな
いつの間にか抜かしてしもた」
うちは小学生の時は人より少し背が高かった
中学の時はクラスで一番大きくてそれが一番バレーボールにハマった要因かもしれん
…ま、結局165で止まってしもてんけど
『なぁ信ちゃん
最近なうち、バレーボールやっとる時より教えとる方が楽しええ』
北「……」
『練習終わった後にな、スクール行くんやけど
アイツらうち見つけると真っ先に駆け寄ってきて先生今からトスあげるの見ててって、めっちゃ嬉しくなるんよね』
んで、それに気づくようになったのがやっぱりマネージャーやるようになったから
『信ちゃんのおかげやね
ありがとう！』
北「…なんやしっかり更生させてしもうたな」
『ええっなんやのそれ！』
北「Aもようやっと周りがちゃんと見えるようになったんやなって意味や
もう二度とあんな事するんやないで」
『わかってます！
謹慎中、みんなに会えへんの寂しかったし…』
なんやかんや自分の中ではあのメンバーは固定になって
ちゃんと仲のいい友人になっとった
けど、次会った時どうなっとるのか分からへん
えっちゃんは…治のこと好き言ってんけどその後どうなりたいんやろ
付き合いたい…とか？
角名も地元に彼女おってん
それにあんなこともあったし、申し訳ないな
うちはじゃあ…どうなりたい？
侑のバレーよう見とりたい
けどバレー一緒にやるだけじゃもう満足せぇへん
もっとこう、喋ったり…思い出作ってみたい、なんて。
北「A？」
『あ、ごめん…ちょっと、』
気づいたら淡々とパス送るだけになっていてそれを感じ取ったんか信ちゃんは一度パスを辞めた
『…なぁ、信ちゃん
うちもうひとつ見えるようなったもの出来てしもてん…』
向き合わなあかんなとは分かっとる
けど、嫌や、逃げたい
ぽんと頭を撫でる信ちゃん
うちがここに来た、理由。
あんな、あんな？
聞いてやお兄ちゃん、うちな…
『……侑のこと、好き…』
アカン、なんか…泣きそ。
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弦一郎(プロフ) - 善さん» おおおっ！気づいて貰えた！！笑 (2021年4月9日 15時) (
レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 107話。オラこんな村嫌ダァってな。笑 (2021年4月9日 5時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
弦一郎(プロフ) - 志保さん» 遅くなってしまいすみません；；ありがとうございます！これからもゆっくりですが更新頑張ります！ (2021年4月8日 15時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新まってまふ！ (2021年3月28日 16時) (レス) id: 70434f609f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弦一郎 | 作成日時：2021年2月6日 16時
