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▼side 侑
なんなんあれ、紛らわしい言い方しよって
そらまあ、元々俺の目的は俺のプレーであいつに後悔させたるってことやったけど
侑「……で、何?」
昼休み、呼ばれて飛びてて、なわけ
体育館裏に呼び出しや
「あのっ…夏休みに…1日だけでいいんでデートしてくれませんか…!」
こんなんばっか
好きやとか付き合ってとか、まあこれはニュータイプ
侑「無理、部活あるし」
「あ…丸一日じゃなくてええんです!
オフの日とか午前中だけでも…」
はぁ…なんでせっかくの休みの日に知らんヤツに時間割かなあかんの
付き合っては叶わんやろからせめて思い出作りでもっちゅーことか?
侑「お前に使う時間ない言うてんねん
そんくらい分かれや、アホか」
「っ…す、みませ、」
あーあ泣きよった、なんや張り合いないわ
ぺこりと頭下げて後輩らしい女は走ってく
んであれやろ?友達にこの話して幻滅したとか今度は言ってくんねやろ?
アホらし、お前らが勝手に理想叩きつけとるだけやんか
『あれっ宮やん!』
侑「 お 」
俺も教室戻ろうと体育館横を通ると、戸窓から市庭がひょっこり顔を出す
治「おーツムなんでこんなところおんねん」
侑「サム!?って角名もそれにえっちゃん!」
『ちょお待ちなんでアンタまでえっちゃんて呼びよんの』
なんと中では市庭と治と角名がバレーボールしよった
悦「Aと外でお昼食べてたらたまたまボール見つけてん
返しに来たら偶然2人と会ったんよ」
『アンタもやるか?
今ジュースかけてん落としたやつが全員分奢り!』
ああ、コイツ今めっちゃ良い笑顔しよるわ
キラキラしてガキみたく
侑「ええけど奢るんはお前や
俺のが上手いんやからな」
『なっ!なわけないやろ!
泣きっ面みせたるわ、はよ来い!』
楽しいが伝わってくる
んでふっかけた勝負にちゃんと本気でぶつかってくれる
なんなんこれ、ふわふわする
俺はただ認めさせたいだけやのに
ほんと…なんやの。
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弦一郎(プロフ) - 美雨さん» ありがとうございます(、._. )、 え、てか私も美雨さんの作品…好きです…! (2021年1月5日 14時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 凄い好きです。めちゃめちゃ好きです…!笑 更新頑張ってください( .. ) (2021年1月5日 10時) (レス) id: 2e26338b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2020年12月23日 15時