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侑「どや！羨ましなったか？やりたなったか！？」
ハイテンション小僧か、コイツは。
『いややりたいはなってんけど、羨ましいとは…』
侑「はァァァ〜ッ！なんっっでやねん！
お前めっちゃ食い気味に見とったやないか！！」
『そら見るやろ、見に来い言われてんねんから』
クソーッと地団駄を踏む宮
『練習終わったのに元気なやっちゃな』
角「ほんとそれ」
『おお角名、自分いっちゃんビックリしたで
えらい角度でスパイク打つな！』
角「…惚れた？」
無理やり連れてこられた感はあったけど
これがなかなかの見もので終わる頃には興奮くらいはする
普段やる気無しに見える角名もえらいスパイカーで外国人さんにも負けず劣らず
リベロの先輩も銀島くんも治もさすがさすが
『見惚れたという意味では正解やな
アンタらのバレーめっちゃ好きやわ！』
侑・角「………」
『え、なに？』
黙りこくって2人とも
なんか変なこと言った？
角「…侑の言ったことちょっとわかった気がするのが辛い」
侑「せやろ？って喧しいわ！」
『な、なんやの…』
宮の言ったことって何？
勝手に話すのやめてもろて？
角「市庭、良かったら俺にもトスあげてよ」
『は？何言うてん隣に立派なセッターおるやろ』
侑「せやで角名！俺というセッターがおりながらなんや！？」
角「一本くらいいいじゃん
コート片付ける前に、ね？」
正直言おう、彼は自主練なんてするようなタイプに見えん
角「俺が上げてってお願いするの、珍しいよ？」
『自分でいいよんのな…』
にじりにじり、よってくる角名
宮はギャースカプンプン
角「俺、市庭のセット打ってみたい」
ふっと耳元で言われてゾワッとした
腰が抜けるような
いや、女落とすならこのくらいのパンチはありかもしれへんけど
これは至って健全！バレーボールやんな！？
ともあれ私もちょっとばかしムズムズしていた所なのだ
『い、一本だけなら…』
こんな感じは久しぶり
やりたい、そう思うことはあっても抑えは効く程度
しかし今は目の前にコートがあってボールがある
それに私も彼らのようなスパイカーにトスをあげてみたいと思わなくはなかった
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弦一郎(プロフ) - 美雨さん» ありがとうございます(、._. )、 え、てか私も美雨さんの作品…好きです…！ (2021年1月5日 14時) (
レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 凄い好きです。めちゃめちゃ好きです…！笑 更新頑張ってください( .. ) (2021年1月5日 10時) (レス) id: 2e26338b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弦一郎 | 作成日時：2020年12月23日 15時
