【ハイキュー】能のないバケモノは爪を隠せず

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ビシッと指をさす宮

え、なんですの急に…



うちに色々吹っかけてきよる理由はとりあえずわかった

見ず知らずの私に闘争心を燃やしてくれる熱い男やってことも。



いやでも、後悔させたるって新しく、何それ


そもそも全部見に来いって無理あるやろ


脳内でひとり大会議やで？


てかこの男、口悪い、性悪色々あるけどもはやここまで来るとただのバレー馬鹿やんな！



『あ、あんな…うち「Aちゃーん！」へ？』



軽くパニックを起こす私の元へ軽快な声がすっ飛んでくる



侑「誰や？市庭の姉か？」

『…母です』

侑「オカン！？」



向こうからやってくる酔っ払い
てかまずい！今ここでこの人と会うのは色々まずい…！



「おっそーいどこまで行ったかと思ったわ
おやぁ？もしかして…彼氏？」

『同じ学校の子や、コンビニであってん』

「わーイケメンやないの！
Aちゃんも隅に置けないわぁ」

『話聞いて！』



親指をピコピコしながらニヤニヤとするオカン


ちょっと待てこの人、フル装備やない？


さっき酔っ払って帰ってきて服とか全部脱ぎ捨ててた気がするんやけど




「けどナイスタイミングやね
建ちゃんから会って仲直りしたいって電話来てん、出かけてくるわ
外で逢い引きしとらんとうちでイチャコラすればええよ
あ、ナニかするならちゃーんとレポート提出してな！」

『ちょ…！』



それじゃアデューと去っていくバリオシャレをしたオカン

嵐が去った気分、しかもしっかり爪痕を残してくスタイル



『……あ、すまんなあ、あの人今めっちゃ酔っ払ってんのよ』

侑「……」



わぁ気まずい
彼氏と勘違いさせてしまった挙句、あんな爆弾を落として行かれたんですもの



『あの…』

侑「ブッ、あははははっ！なんやアレめっちゃヤバない！？市庭のオカン
誰やねんケンちゃんて！」



みやつむ腹を抱えて大爆笑である




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