【ハイキュー】能のないバケモノは爪を隠せず

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こんな出会いアリですか？



『あっやばカバン落ち、』



ｶﾞｼｬｧ──…



侑「『……』」




あ、カバンは無事
なんなら肩にかけてたから、スルッと落ちて腕に普通に引っかかったわ



けど正面は事故やな、どないした？




侑「お前…何してくれとんのじゃ」

『あははは〜すごい顔ー…』




うちがダンボール、ひっくり返した
おかげで宮に中身バーンや



侑「んもーっ！せっかく片付けたのに！ふざけんなや！！」

『えっ！片付けるのが趣味なん？その顔で？』

侑「あぁ！？」




失礼承知でもっかい言うわ、この顔で！




侑「今日センセに名指しで当てられてん
お陰で部活遅刻や」

『あーそっちも地理あったんか
あの先生ひと使い荒いもんなあ』




中身をせっせと拾ってダンボールにポイポイ



所詮は同じ穴のムジナなのだ
我々生徒、先生には逆らえない


イイコデスカラ。




侑「……あ、ピンク」

『？』



ポツリと宮が呟いて、なんのことかはてなマークを浮かべる


ダンボールを挟んで宮がちっこいパーツ拾って
私は紙を集めていた最中…



『………！！』




バッと後ろに下がる



『あだっ！』



棚に激突した
んならもうドリフかってくらいに棚の物がポロポロ落ちてくる、雨のよう



侑「あ〜！お前またやりおって
俺の成果が台無しや！」

『あっ、アンタが！変なこと言うからやろ！？』

侑「変なこと言うとらんわ
また見えたからつい口に出しただけやろ！」

『それが変なこと言うとんねん！
やめーや！今のはうちも悪いけどその…やめや！！』

侑「はぁ！？昨日もお前が悪かったんやぞ！
そのお陰で俺はここの片付けさせられる羽目になったんやからな！」

『なんっ…！』



考え事しとったら怒られてここの片付けさせられる羽目になった言うとったけど



ええ、もうほんとなに…？
恥ずかしゅうて穴があったらダイブしたい



『ひ…ひとの下着のことなに授業中に考えてんの、アホ…！』



あっ、もうダメこれ、死にたい



侑「あっ…いや、その…」




やっと絞り出した言葉がまさかこんなとか
恥ずかしい最上級、切腹したい


ほんまどーにかして。




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