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▲ 主main



「_ なあ角名〜今日メリーちゃん来る?」

「_ 今日はバイトだからこないよ」

「_ ええっ!メリーちゃんバイトしてるん?どこで?」

「_ カラオケ」




あれから、倫太郎(メシア)と小さな約束をいくつかした


ひとつは、シフトを教えて欲しいというもの。



「_ 昼からだから、もう働いてる最中じゃん?」

「_ ほーよう働くなあ」

「_ なんや俺もバイク乗せてもらおう思うとったのに!」

「_ だから侑…別方向じゃん、迷惑」




そして、時間の共有
隣人は助け合うものだしって




「_ ていうか馴れ馴れしい
侑、美人じゃないと嫌なんじゃなかったの?」

「_ そら理想や
せやけどメリーちゃんなんかかっこええやんか〜」

「_ 駄菓子買うてくれるしな、ええ人や」



シフトを教えてくれって言ったのは
帰ってきた私におかえりと言ってくれるため

お疲れさま、シャワー浴びたらこっちおいでって、ほかほかのご飯をご馳走してくれましたの。



「_ お願いだから懐かないで
あの人元が騒がしいから、お前らが入ると余計うるさくなる」

「_ なんやと角名!後ろひとりじめか!」

「_ 俺は別にうるさないで、喧しいのはツムだけやからセーフやんな」




そういうのなんかいいなって思って
翌日には私のが早く家に着いたから張り切って夕飯を作って待ってたりした


ちなみにオムライス
色々ぶっ込んで炒めるだけの最強飯

ふわふわの卵はバイト先の受け売りさ




「_ タカりじゃん
本当2人は関わんなくていいから」

「「_ ……… 」」

「_ …なに?」




救世主だなんだ、言ってても倫太郎は別に完璧超人でもなくって

ただの普通の高校生だ



部活に励んでも、まだまだなんて言ってうちの先輩にって、こんなブロックできるようになりたいって話していた



裂け目のついたふわとろ卵をほうばって
お互い恥の晒し合い



「_ なあツム、俺もしかしてって思うとったんやけど」

「_ 俺もやサム、てか今確信した気ぃする」



惨めになることなんてなんもない
倫太郎の前でなら、素でいられるなんて




「「_ もしかしなくとも自分メリーちゃんのこと…



好きなん?」」

「_ うるさい」




こんな風に、人と繋がるってことはいいもんだね
優劣のない間柄がこんなにも温かいなんて思わなかった。


ほかほかとご飯のように温かい心
こんな気持ちちょっと、こしょばゆい

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弦一郎(プロフ) - 鷹鷹さん» ありがとうございます!頑張ります〜!! (2021年2月14日 16時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
鷹鷹(プロフ) - メッッッッッッッチャッ好きです…更新頑張って下さい! (2021年2月14日 1時) (レス) id: a315003b9c (このIDを非表示/違反報告)
弦一郎(プロフ) - Nagitoさん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますヾ(*‘ω‘ )ノ (2021年2月12日 15時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
Nagito(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです、これからの展開楽しみに待ってます! (2021年2月12日 9時) (レス) id: 27cb39652f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2021年2月6日 16時

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