Black or Sweet? #22 ページ25
会社を出て駅まで向かう。
この道のりだって本来なら
照史や濱ちゃん、淳太先輩がいるのに。
私は独り身なのかなー一生。
確かに独身似合うって言われるし。
周りの友達は
次々と結婚していく中、
私はあの上司の言いなりだ。
仕事、仕事、仕事……
どこでもまとわりつく仕事の存在。
そしてそんなイライラを晴らしてくれる
淳太先輩の存在。
やっぱり私、
淳太先輩じゃなきゃだめだよ……
でも、私の願いは届かなかった。
駅に着き、
Suicaをかざして改札を通り抜ける。
新幹線も止まる大きな駅。
でも使い慣れた駅だからスイスイと
目的の電車のホームまで向かう。
ホームまで歩く途中、
はっ、とした。
………淳太先輩だ。
使い慣れていないであろうスマホで
必死に文字を打っていた。
先輩の口元は少し緩んでいた。
会社で着ていたスーツのまま。
新幹線から降りてくる人の出口で
淳太先輩は誰かを待っていた。
『淳太ー！』
中「……あっ、ハルミ！」
新幹線の出口から颯爽と出てきた
オシャレでスタイルの良い可愛い女の子。
彼女は間違いなく
淳太と呼んでいて、
先輩もハルミと呼んでいた。
そしてハルミと呼ばれた女の人は
淳太先輩に抱きついた。
その姿を見た瞬間、
胸が痛み、泣きそうになった。
中「んもー相変わらずやなぁ笑
………あっ、Aちゃん。」
「……お疲れ様でした。」
私はその場から離れたくて
全力で目的のホームへ走った。
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タピオカ(プロフ) - オム王子と白米王子さん» ありがとうございます！黄色ジャス民さんですか！キュンキュンして頂けたのなら嬉しいです(*^^*) (2017年11月30日 23時) (
レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
オム王子と白米王子(プロフ) - とても面白かったです！黄ジャス民読みながら大騒ぎです（笑） (2017年11月28日 20時) (レス) id: 220cd1567c (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - ★さん» そうでしたね！すいません！ありがとうございます！なかなか手をつけてない下手したら半年に渡ってしまうかもしれないお話ですがよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年11月19日 21時) (レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 15【なーにが告ってぁ〜！やねん。】→告ってたぁ〜 では？更新頑張ってください (2017年11月19日 18時) (レス) id: 44661be576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカ | 作成日時：2017年6月25日 18時
