15・渡辺翔太 ページ16
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ピロン 〈ついた〉
いつもしばってる髪の毛は下ろして
ストレートに
そして少し大人ぽく見えるワンピース
ネイルも昨日の夜自分で変えた
褒めてく欲しくていつも彼とでかけるときは
他の人以上に頑張っちゃう
中々褒めてくれる人じゃないのわかってるから
「お待たせー」
渡「おー。」
「お迎えありがとう！」
渡「たまにはな」
そう、今日は翔太くんとおでかけ！
俺とも遊べってLINEして来て予定が合い
今日に至ります
たまにはなって本人いうけど
プライベートの時は基本車だしてくれる
男らしい一面もあるんだよね
「運転する翔太くんかっこいい」
渡「急になんだよ(笑)」
「だって中々見れないからさ！
しかもこの角度最高すぎてずっと見れる」
渡「見んな！運転しづれーわ！笑」
2連のピアスにサングラスをかけて運転してる
翔太くんの横顔は最高だ
あ、心配しないでみんな
カメラにはしっかりおさえましたよ
渡「A、化粧水欲しいんだろ？」
「あ、そう！なくなりそうなんだけど
特にこだわりあるわけじゃないから
翔太くんと選びたいなって思って」
渡「お前何もしてねーのに髪も綺麗だし
肌も白くてめちゃ綺麗でムカつく」
「ムカつかれても…でも褒めてくれてるから
良いにしてあげる！笑」
そして翔太くんに色々説明してもらいながら
化粧水を買って街をブラブラしていると…
渡「てか、お前さそれピアスだよな？」
「うん？」
渡「仕事のときはしねーの？ダメなの？」
「あんま良くないかなあって思って…
たまに小さい目立たないやつはしてるけど
今日みたいな大きめのはしないね」
渡「ふーん…俺ちょっと
トイレ行ってくるからここで待ってて」
「え？あ、うんわかった」
今日の夕飯何にしようかなー？
この後は翔太くんの家で夕飯を食べる
何を作ろうか考えていると…
男1「お姉さん1人？」
「…」
男2「無視しないでよ〜お姉さんめちゃ可愛い
てか美人だね！俺らと遊ばない？」
「人待ってるんで」
チャラい兄ちゃんたちに声かけられた
いわゆるナンパ
そして私はいま人通りの少ない建物の下にいる
翔太くんの顔バレ防止の為にできるだけ
人目の少ないところを歩いてたから
男1「そんなこと言わずにさ！」
男2「俺らの友達がそこの車で待ってんのよ
みんなで海までドライブとかどう？」
男1「良いっしょ？笑」ぐいっ
「ちょっと！辞めてっ」
最悪だ
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作者名：nananako | 作成日時：2021年5月14日 22時
