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ふーん、なんてなんとも思ってないみたいな返事して
こーゆうのが塩対応なんて言われる原因なのは分かってる
Aが言ったように、俺はみんなの前で勢いやノリで
Aのこと好きだの可愛いだの褒めることはあるけど、真剣な真面目な雰囲気で言うことはほぼないし
2人きりの酔ってたりそーゆう雰囲気の時じゃないと
気持ちを言葉にすることは恥ずかしくてできない
佐久間や目黒やラウールみたいに毎日可愛いだの好きだの素直な気持ちを思ってても伝えれないし
阿部ちゃんや涼太みたいに優しく女性扱いみたいなのすることもできないし
康二みたいに面白いこと言ってAを楽しませてあげることもできないし
照やふっかみたいに俺は頼りになるような男でもない
、、、あれ？もしかして俺良いところなくね？
良い意味でも悪い意味でも素直なとこが取り柄なのに
Aに対してはあまり素直に慣れない俺ってなんだよ…
「？翔太くん？どーしたのボーッとして」
渡「なんでもねえよ
Aは俺のどこが良くて一緒にいんのかなって思っただけ
俺、あまり良いところなくね？とか思って」
「何言ってるの？
絶対的な翔太くんの良いところあるじゃん」
渡「…どこ？」
「顔」
渡「はぁ？、、、、、確かに」
「冗談なのに(笑)それで良いんだ
しかも自分で言うんだ(笑)」
そうだ、顔だ
俺には塩顔イケメンという肩書きがあった
イケメンに生まれてきて良かった
目黒には負けるけど
渡「Aに良いと思われてるところがあれば良い」
「何言ってるの〜顔だけじゃないよ
翔太くんの良いところはたくさんあるよ？」
渡「ほんと？」
「ほんと。今から言ってあげようか？
軽く1時間はかかるかも知れないけど」
渡「お前のヲタクの部分が出てきそうだから辞めとく」
こんなこと言うなんて俺らしくない
このご時世のせいでAと一緒にいれなかったし
目黒はまじで見た目も中身も良いやつだから
取られるんじゃないかって焦って
少しでもAに俺は良いと思われてるのか知りたくなってしまった
クソだせぇじゃん
いつもの俺はこんな女々しくねぇのに
中学生頃からずっと一緒だったAと
もちろんメンバーもだけど
こんなに会わなかったことはなかったし
本人には言わないけどめちゃくちゃA不足だった
A不足＆目黒に独り占めされてるって感覚で
嫉妬なんてしないと思ってたけどめちゃくちゃしてたんだな俺
ダッサ…
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作者名：nananako | 作成日時：2023年9月17日 21時
