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みんなのいる部屋に戻ったAは
シャワー浴び終わってる人から順にハグして
1人ずつデビューライブの感想を述べていた
長年こいつと一緒にいるからな
俺らもAと一緒にデビューライブ無事完走できて良かったと思う
来年は有観客でやりてぇなあ
なんて思いながら帰り支度する為にシャワーを浴びた
「翔太くん」
シャワーから戻ってくると少し目の赤いAが声をかけてきた
こいつ、また泣いたな(笑)
渡「全員に言い終わったのかよ」
「うん！最後翔太くん」
渡「俺も？」
「もちろん！あのね
翔太くんの最後の言葉すっごい刺さった
絶対もっともっとたくさん売れて
今までバカにしてきた人達見返してやろうね」
渡「おう、絶対にな」
「後、私は自己中な翔太くんも大好きだよ」
渡「ふはっ(笑)自己中なのは否定しねぇのかよ(笑)」
「悪い意味で自己中だとは思ったことないけど
自分の気持ちに素直に行動してるなとは思うかな(笑)
でも私はそれが翔太くんだから嫌とか思ったことないよ」
渡「ん、サンキュ」
俺がライブで最後に言った言葉…
俺は良い意味で素直、悪い意味で自己中だと思う
そして、俺は素直だけど感謝の気持ちとかは恥ずかしくて中々みんなに伝えることが今まで出来てないから
あの場を借りて伝えさせてもらった
特に感謝してるのはやっぱりAだ
今までAもたくさんSnowManのこと馬鹿にされてきて
自分だって傷ついてるくせに
それでも俺らの事必死に元気づけてくれた
そんなAをもう悲しませたくない
SnowManのマネージャーという肩書が恥ずかしくないようにSnowManをもっともっと大きくしてやりたい
ま、こんなこと本人に言ったらどうせ
「私は一度も恥ずかしいと思ったことない」って言うんだろうな(笑)
「翔太くん、ぎゅーは？」
渡「はいはい、ほら」
さっき約束したハグをしてやる
あまりみんながいる前でこいつのこと甘やかしたくないんだけど…
向「うわ、しょっぴーが！」
ラ「めっずらしぃ〜」
「？いつも翔太くんぎゅーしてくれるよ？」
渡「ばか！言うな！」
阿「2人のときはしてるんだね」
ラ「その方がやらしい！」
渡「うるせーよ！///」
だから嫌だったんだ
ま、今日は気分が良いから許してやるか
こんな感じでデビューライブは事件もありながら
なんとか終了した
俺らはこれからが大事だ
やっとスタート地点に立てた
そんな気持ちになったデビューライブだった
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作者名：nananako | 作成日時：2023年9月17日 21時
