307 ページ12
佐久間side
ピシャーーーンッ
ゴロゴロゴロ
「すっげぇ、雷」
全員での仕事が終わり
明日は休みだしアニメでも見ながらゆっくりするか〜と思っていると
元々降っていた雨が強まり雷がすごい音で鳴り出した
んーー、こりゃ俺の出番かな
Aの所行ってくる〜
照よろしく
ふっか頼んだ〜
翔太よろ
阿部ちゃん佐久間も気をつけてね
涼太よろしく
康二どうしたん?結構雨も雷もひどいで!?
ピンポーン
ガチャッ
「さっくん！！！」
佐「こーら、ちゃんと確認した？」
「ちゃんとモニターで見てから開けたもん」
佐「ちゃんとインターフォンで声聞いてから開けなさいって照に言われてるでしょ？」
「はーい、ごめんなさい」
佐「はい、コンビニだけどAが好きそうなスイーツ買ってきたから一緒に食べよ？」
「え！ありがとう！！」
Aはなんで俺が来たのか分かってるのか
何も聞いてこず俺を部屋に招き入れた
「美味しい！」
佐「でっしょー？それ新作だって書いてあった！」
「私が好きなの分かってるね〜流石さっくん！」
佐「あったりまえよー！」
ゴロゴロゴロ ピシャンッ
「ッッッ！！」
佐「A、もっとこっちおいで？
俺見たい映画あるんだけど一緒に観ない？」
「観る…どんなやつ？アニメ？」
映画を観ようと誘いながら
同じソファに座るAを引き寄せて
俺とくっつくように真横に座らせる
佐「ONE PIECE！！去年やったやつアマプラで見れるようになったからさ、観ようよ！！」
「観るー！これ面白かったよね〜」
実はみんな観るよねっていう定番アニメ映画はAと毎年必ず観ている
Jr.の頃からの恒例だ
いつもは部屋を暗くして観るんだけど
今日は明るくしたまま
少し音量もいつもより大きくした
.
.
.
お互いかなり真剣に観てたのか気づいたら映画も終盤
そんな時…
ピカッ ドカーーーーーーンッッ
「きゃっっっ！」
佐「っ！でっけぇ音…びっくりしたぁ」
「…怖いっ、」
佐「大丈夫大丈夫」
「さっくん」ぎゅっ
佐「今日はAから離れないから大丈夫
ずっと一緒にいるから怖くないよ、ね？」
「ん、、、」
そう、お分かりのとおり
Aは昔から雷が苦手なのである
せっかくAを映画に集中させてたのに
今日イチのでかさの雷の音で集中が途切れてしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nananako | 作成日時：2023年9月17日 21時
