＊ ページ39
HOSHI side
「1位おめでとう！」
お祝いに来たんだった〜なんて笑うヌナは、
今日も女神だ。
ありがとう！と皆でお礼をして、
ヌナも加わったお菓子パーティーが始まった。
正直もう少し練習したかったけど、
ヌナが来てくれた訳だしまぁいいか。
いつも通りヌナの脇を固めたマンネ達が、
わいわいと楽しそうなのを眺めながらお菓子を口に放り込む。
「楽しそうだな」
横に座ったウジが同じようにヌナ達を眺めながら言った。
それにそうだななんてぼーっとしたまま返す。
「ジュナがさ、めちゃくちゃ遠慮してんだよ」
見てみ、とウジに促されるままジュナを見る。
ミョンホにくっついてお菓子を食べているけど、
確かにその目はずっとヌナとハニヒョンを交互に見ている。
「遠慮しなくてもいいのに。
ヌナに話しかけに行けば良いじゃん。
悪い事してる訳じゃないんだし」
「遠慮だけじゃないんだろ」
反対隣に座りながら、
お菓子を抱えたウォヌが言った。
「これ以上好きにならないように。
自分が傷つかないように、
守ってんだよ。きっと」
静かにそう言ったウォヌは下を向いた。
これ以上好きにならないように。
自分が傷つかないように。
ウォヌの言葉を頭の中で繰り返す。
それでもやっぱり、と俺は思う。
「最終的に選ぶのはヌナだろ。
ジュナを選ぶ可能性が絶対にないとは言いきれないのに、
結局傷つくのが怖いんじゃねぇの？」
恋愛経験が少ない俺が言う事じゃないかもしれない。
それでもモヤモヤした気持ちは抑えられなかった。
ウジもウォヌも黙ったままだ。
「俺はハニヒョンもヌナもジュナも皆好きだし幸せになって欲しい。
3人が一切傷つかない選択肢なんて無いんだとしたら、
ジュナが一番後悔しない行動をして欲しい。
好きになったのは仕方ない事だし、
その気持ちを抑えるのが一番残酷じゃん」
自分の言葉があまりにも自分本位で、
押しつけがましい気がして、下を向いたまま。
誰も何も話さない。
練習室は騒がしいのに俺らの周りだけ音がしない。
あぁ、変な空気にしちゃったなと話を変えようと思ったら、
ありがと、なんて言葉とともに目の前に陰ができた。
「ホシの言う通りだよ。
後悔しない行動が一番だと思う。
でもね、僕は後悔なんてしてないんだよ。
僕はヌナもハニヒョンも大好きで、
2人が幸せなのが幸せなの。
だから、大丈夫。ありがとう」
ジュナはそう言って笑った。
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やふこ(プロフ) - わあ！返信ありがとーございます！そうですよね。何かしらのはらはらがあるから面白くなるんですもんね。でも、幸せ路線と聞いて、読み進める決心ができました😁前の書き込みがネタバレになるので、不都合がありましたらすぐに消しますので遠慮なく言ってください！！ (2023年1月17日 6時) (
レス) @page50 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - やふこさん» 初めまして。コメントありがとうございます！一応ここからは幸せ路線で書いて行ってるんですがちょこちょこ何か起こさないと話が書けないので起こるとは思います…できるだけ幸せ路線で続かせるつもりで頑張ります！こんな返事ですいません。ありがとうございます！ (2023年1月15日 0時) (レス) id: c0ca8cff26 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - 初めまして。ずっと楽しみに読んでいます。まだ２人が気持ちに気付いたところ、じゅんぴが諦めると決意した辺りなんですが、もう２人は辛くならないですか？オンニも応援してくれて、めろめろにするのよ！って言ってくれてますが、続きが怖くて手が進みません😅 (2023年1月14日 23時) (レス) @page46 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - ももさん» コメントと2人の幸せを願うメッセージありがとうございます笑笑これからも頑張って更新しますのでよろしくお願いします！ (2020年11月7日 22時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - rikoさん» 感想ありがとうございます！！漢！なジュンくんが見せられるかわかりませんが、更新頑張ります！よろしくお願いします。 (2020年11月7日 22時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月30日 18時
