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JEONGHAN side
いつもと違うワンピース姿のそいつに、
一瞬でも綺麗なんて思った自分が分からず、
困ったまま立ち尽くしていた俺に、
あいつは普通に感想を伝えて来た。
いつも通り本心じゃないんだろうと思っていたのに、
少しだけ赤くなった頬で楽しそうに話す姿に、
偽りはなかった。
綺麗って言葉も、嫌ではなく、
少し嬉しい自分が居る。
「今日はゆっくり休んでね」
微笑んで楽屋を出て行くその直前、
ドアを閉めるために伸ばした腕に、
赤いあとが見えた。
火傷でもしたのか、鈍臭いなあいつなんて思う。
あいつが出て行き、また帰り支度を始めようとして、
1人、思い詰めた顔で固まっているディノに気付いた。
「ディノ、どうした？」
声をかけるとディノはびっくりして振り向いた。
楽屋中の視線がディノに集まる。
「ディノ？」
シュアも声をかけるけど、
言うのをためらっているのか、
ディノはもう一度ドアを見つめた。
「あいつの事か」
俺の言葉に、ディノの瞳が動揺で揺れる。
「ディノ」
クプスが声をかけたら、
ディノは観念したのか口を開いた。
「ヌナに秘密にしてって言われたんです・・・」
ゆっくり話し始めたディノは、
そう言ってうつむいた。
シュアは知っていたのか、
隣から小さく納得したようにあぁ、と聞こえる。
「この前の、収録の時。
僕トイレ行ったじゃないですか」
そう言えばそうだ。
戻ってくるの遅くない？と話した事を覚えている。
「あの時、ヌナが・・・」
ディノが話した出来事に、全員黙る事しか出来なかった。
ディノは秘密を話した罪悪感か、
それとも助けられなかった事を悔いているのか、
泣き出しそうな顔で俺を見ている。
「それであの時ちょっと冷たい感じだったんだ。
そんな事があったらいつも通りは無理だよね」
シュアの言葉に、なるほどと納得した。
それと同時にリョウクヒョンに会ったときの事を思い出す。
あの子は強がりだからよく見てあげて。
耳打ちされた言葉を反芻し、
少しだけ後悔した。
俺がもう少し見ていてやれば、
気にしてやっていれば、
そんな事にはならなかったかもしれない。
もう今更遅いけど、次こそは助けてやらないと、と、
まだ不安そうなディノの頭を撫でながら、
らしくないことを考えた。
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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます！私も早く甘々書きたいので頑張ります！！！ (2020年9月16日 20時) (
レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです！特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです！更新大変でしょうが頑張ってください！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月13日 18時
