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「・・い・・・おい」

とんとんと肩を叩かれ目を覚ませば、

目の前には少し不機嫌な悪魔の顔。

驚いて辺りを見渡せば、

車のドアは開いていて、

呆れ顔のオンニが腕を組んで立っていた。

「お前の家だよ、降りろ」

悪魔にいわれ、まだ寝ぼけた頭で荷物を持つ。

なんとかこけずに車から降りて、

お礼を言おうと振り向いたら丁度ドアが閉まる所だった。

少し驚いたまま、

ごめんねと苦笑いのマネヒョンにお礼を伝える。

去って行った車を眺めながら、

さっきのは夢だったのかな?と首を傾げていると、

オンニがとりあえず中へとマンションの中へ入って行った。

その背中を追って、エレベーターに乗り込む。

ドアが閉まった途端、オンニはニヤニヤと笑い出した。

「何がどうなってあんな事になったのよ」

楽しそうなオンニに、

何の事か分からず首を傾げていると、

オンニは心底楽しそうに続ける。

「肩借りて寝てたでしょ!?

何なのあのカップルみたいな光景!

思わず仲良いねなんて言っちゃったじゃない」

笑うオンニの言葉に、

夢じゃなかったんだと再確認して、

急に恥ずかしくなった。

それと同時に悪魔が不機嫌だった理由を知った。

そりゃ仲良いねなんて言われたら不機嫌になるわ。

「いつの間にそんな仲良くなったのよ」

未だニヤニヤしたままのオンニに、

少しだけいらつきながら適当に受け流す。

私だって何であんな事になったのか未だに分からない。

もしかしたらこの前の事件で気を使わせているのかなと、

不安になった。

そんなことで気を使われて、

悪魔に優しくされるなんて・・・

「うん、嫌だな」

思わずでた言葉にオンニはは?と不思議そうな顔。

それを誤摩化して、エレベーターを降りた。

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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます!私も早く甘々書きたいので頑張ります!!! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです!特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです!更新大変でしょうが頑張ってください! (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年9月13日 18時

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