2人で紡ぐ ページ4
「歌…ですか」
ミッションカードを手に驚く私に、
カメラを見て同じく驚いて固まるハニ。
”2人で歌を作りましょう“
ミッションカードの文字は簡単なもので。
それがどんなに大変な事か分かってないようだった。
やだなーって思いが顔に出ないように取り繕って、
頑張りまーすなんて笑ってみる。
何より今曲を作るのはまずい。
こないだ、自分の新曲を作る時に思い知った。
今の私は甘々の恋愛ソングばっかり仕上げてしまう。
それは本当に非常に良くない。
相手に知られるのも恥ずかしいし、
2人で作るなんて状況はどうにか打破しなきゃいけない。
そう思ってたのが通じたのか、
スタッフさんが作り方は任せますと有難い言葉をくれた。
セーフ。
「じゃぁ私が曲作るから、歌詞はハニに任せるね」
そう言ってにっこり笑えば、
何かを察したのかハニは素直にわかったと頷いた。
そうなったら向かうは私の作業室。
「曲作るの、大変だよな…
ごめんな」
撮影スタジオからの移動中、
車の中でボケっとする私にハニがそう声をかけてきた。
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Rui*(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!本当に嬉しいです!頑張りますね (4月15日 3時) (レス) @page26 id: c0ca8cff26 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 一日で一気しちゃいました!とってもおもしろいです!更新楽しみにしています! (3月18日 21時) (レス) id: 4766b1d801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui* | 作成日時:2022年11月18日 14時