私たち結婚しました [JH]4

＊ ページ50

「あれ！ヌナがいるー！」

なんて私に気づいたホシくんがわーと私に近づいてきて、

それに続くようにいつものトリオが飛んできた。

「ヌナ！！今回も来てくれたんだ！」

嬉しいなんてはしゃぐ可愛いぶーちゃんに、

「今回もダンスかっこよかったでしょ！？」

なんてキラキラなディノ。

それから、会いたかったって笑うボノニ。

ぎゅーって3人まとめて抱きしめたい衝動を抑えつつ、

最高だったよって笑って返した。

それにニコニコの2人…と、

どこか寂しそうなボノニが気になる。

声をかけようかと迷った手をきゅっと誰かに握られた。

「ヌナ〜、元気だった〜？」

ふわふわの彼がいつものようにそう笑う。

その間にスタッフさんに連れられ、

うちの可愛い天使達は行ってしまった。

「元気だったよ」

そうジュン君に伝えたらそれなら良かった！

そう言って彼はまたふわりと笑う。

その顔が綺麗で釣られて口角が上がった。

「おいー、目の前で浮気かー？」

そんな声とともに頭が重くなって、

後ろから人の頭に顎を乗せたハニの顔が見えた気がした。

「浮気じゃないよ〜、大事な義姉さんだものね？」

しょうもない絡みを仕掛けてきたハニに、

相変わらずふわふわとジュン君は和やかに笑った。

「そう言うヒョンは嫉妬？」

無邪気にそう返すジュン君に、

男の嫉妬は醜いぞなんてクプス君が笑ってのっかった。

「楽屋でイチャイチャしないでよ…」

なんてため息をつき首を振るホシ君は、

完全にバラエティモードだ。

ハニがそれにのっかるようにうるさいななんて、

拗ねたように返せば、楽屋はまたうるさくなった。

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