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JEONGHAN side




「起きてろよ…」

そう願って鳴らしたベルの音は思った以上に大きくて。

やっぱり来なきゃよかったと若干後悔しかけた俺の耳に、

ドタバタと慌てた音が聞こえてきた。

そのまま勢いよく開いたドア。

開けた張本人は何故か泣いていて。

ドアが閉まる音を聞きながら、

気づけば腕に彼女を閉じ込めていた。

「何。お前なんで泣いてんの」

ぶっきらぼうな言い方になったけど、

そんなことも気にできないほど、それほど心配だった。

なんでもすぐ抱え込む彼女が泣いている事が。

「何で…何で今来るの…」

そう言って彼女は苦しそうに顔を歪めた。

「何でって…」

心配だったからだよ。

そう言おうと思ったのに。

「何でもいいだろ」

天邪鬼が邪魔をして、また棘のある言い方になった。

来なきゃよかった。

後悔先に立たず。

こんなに彼女が苦しむなら来なきゃよかった。

その思いが大きくなっていく。

「あんたなんて嫌いだったのに…何で…」

涙と一緒に溢れた彼女の言葉に衝撃を受けた。

嫌い。

はっきりと口に出された言葉に、思考回路が止まる。

そりゃそうか。

妙に冷静な俺が頭の中で呟いた。

出会いは最悪、それからずっと彼女に悪態をついてきた。

最近になって急に優しくしたって、

そんなの気持ち悪いだけだ。

「ごめん」

そう言って離れようとしたのに、

背中に回った彼女の腕がそれを許してくれなかった。

*→←戸惑い



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やふこ(プロフ) - ああ!今回は弟たちのやり取りも見れて、そうだったの?ってなりながらも、ハニくんが甘くて手が止まらなかったです!!すぐ続き、行ってきます!!← (2023年1月18日 9時) (レス) @page50 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - koro39さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2022年3月12日 6時) (レス) id: c0ca8cff26 (このIDを非表示/違反報告)
koro39(プロフ) - 完走ぜひ!!一気読みするほどハマりましたー! (2022年2月22日 23時) (レス) @page48 id: 3d70232f0d (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 於音###さん» ありがとうございます、心底嬉しいです!完走までもう少し、頑張ります (2021年9月15日 1時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 千笑さん» ありがとうございます!!そうです!バーノンくんを励ましてました!! (2021年9月14日 23時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年11月15日 19時

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