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暗い暗い夜の街を歩く。
咲は、「誰の血を吸おうかな...」と思いながら、周りをジロジロ見る。
すると突然、後ろから肩をポンとする者がいた。
麻里「咲ちゃ〜ん!、何してるの〜?」
咲「うわっ!?...びっくりさせないでよ...」
咲は少し身体がビクッとした。
麻里「まぁ、咲ちゃんがこの時間に外にいるって事は、何してるか大体分かるけど」
麻里はそう言いながら、けらっと笑う。
咲「麻里ちゃんはいいよね、日が差しても外に行けるから」
此処の世界は様々な化け物が居るので、それぞれの特徴というのは勿論ある。
咲「!?...血の匂いがする...!
ごめん、また明日話そっ!」
麻里「うん、頑張って〜」
時間も無い為、血の匂いがする方向へ駆け足で行った。
咲「(なんか、血の割には変わった匂いがする...? でも、近くなってきた!)」
咲「見つけた!」
そこに居たのは、灰色の毛に覆われた何かの動物みたいなモノだった。
???「...!?...誰だお前!」
息をハァハァとしていて肩に付いた傷を抑えてる、咲の兄とタメか年上位の狼男だ。
咲「じゃ、今日はこの子にしよ」
と言って、傷口から吸おうとした____
が、ある事に気が付いた。
咲「...これ、持って帰ろ」
狼男「は?お前、何をし...」
なるべく周りから見られないように、建物の間を通った。
まるでスパイのような感じで、高いジャンプをして建物の頂上に着地した。
狼男「離せ!、どこに連れていくんだ!」
何軒かの建物を飛び越えて、家にたどり着いた。
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◆補足
吸血鬼の兄妹は、身体能力が高いです。
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作者名:イズナ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/izunanau/
作成日時:2020年6月28日 18時