恋はつづくよどこまでも (ページ7)

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STORY 6 ページ7

ーナースステーションー

根岸「すみませんでした」

佐倉「すみませんでしたっ。」

ナースステーションに戻ると根岸さんが謝罪してきた。
新人さんだったししょうがないっちゃしょうがないかもしれないけど、さっきのはちょっとね…
浬は少し言い過ぎな気がしたけれど…
さっきのはちょっとありえないね、、、

根岸「1人にしてしまった、私の責任です」

佐倉「いえいえ、私の不手際です、つい慌ててしまって」

浬「やめな」

佐倉「えっ。」

浬「お前向いてない」

佐倉「すみません、こ」

浬「俺を追ってここにきたこの病院に」

佐倉「先生みたいに患者さんを」

浬「どうっでもいいっ。命を助けるのが医者、看護師。ここは患者さんが第一だ。実害出す前に消えろ」

ーオフィスー

浬すごいこと言うていてびっくりしてなにも言えなかった。
浬あんなに厳しいんだ。
そりゃあ魔王？って言われているのもわかるかも。
私もいつか浬に怒られるのかな。

小石川「はぁ。天堂先生。怒るのはわかりますけどねぇ。」

浬「あれぐらい言わないとわからないですよ」

ー夜ー
私は1人でオフィスでいろいろな資料を目にしていた。
プルルルっプルルルっ

『はいっ、友田です』

「友田先生！杏里ちゃんがいなくなりました！」

『え！？すぐ探しに行きます！』
杏里ちゃんの退院がなくなってしまったっていうことは浬から聞いていた。
すぐに浬のピッチに電話をした。

『杏里ちゃん～！杏里ちゃん～？』

浬「おい。他の科にも応援頼んでるって、早く探すぞ」

『うん！私上の階見てくるね！』

ー8階ー
『杏里ちゃんー？杏里ちゃーーん！』

近くにあったドアを開けてみた
ガチャンッ

『え、杏里…ちゃん？』

『杏里ちゃんだよね？一緒に戻ろう？』

柵から外を見てる杏里ちゃんがいて、近づくと

杏里ちゃん「こないでっ！！！！」

柵に足をかけて座ろうとしていた

『危ないよ！！戻って！』

ここからもしも落ちたら絶対に助けられない。
死んでしまう。

杏里ちゃん「迷惑かけてばっかり、退院できない。学校にも行けない。お金だってかかるし、私のせいでっ。」

『杏里ちゃんのせいじゃないよ。杏里ちゃんは何も悪くない。たくさんたくさん一緒にいろんなことしよ？天堂先生も待ってる。みんな杏里ちゃんを探してる。だから戻ろ？」

杏里ちゃん「うんっ。」

手を出して杏里ちゃんを抱きしめようとした瞬間

ガチャンッ

『杏里ちゃん！！！』

杏里ちゃん「きゃぁっ」