恋はつづくよどこまでも (ページ49)

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STORY 48 ページ49

遊園地のアトラクションもなんとか？制覇し、最後に観覧車に乗っていた。

『ねぇ浬みて！すご～い！！あんな遠くまで見えるよ』

と振り返ると

浬「動くな！！絶対に動くなよ。」

『ふふふ。もしかして浬さ、高所恐怖症？」

浬「なわけあるか、馬鹿。」

かわいいなと思って浬に近づこうとすると

浬「動くなつってんだろ。横に座れ。」

『初めてだね。こんなちゃんとしたデート。流子さんにチケットもらって感謝だね。またデートしようね？』

浬「…」

『ねぇー聞いてるの？ねぇー浬？』

そう言って浬の顔を両手で挟むと
浬にキスされた
深いふかーいキス
本当に幸せだーって観覧車から叫びたくなった

こんな幸せな日がいつまでも続きますように。

ー翌日ー
回診が終わって様子を見に、周志の元へ向かってる途中電話が来た

『はい、上条さんどうされました？』

電話の奥からは苦しそうな声がした

『すぐ向かいますね』

そう言って急いで病室へ向かった

『大丈夫ですか？』

そう言って病室に入ると胸を押さえて苦しそうにしていた

『ちょっと横になりましょうね、ベット倒しますね』

横の棚からニトロを出す

『上条さん、ニトロ入れますね』

ちょうど浬がきた

『ニトロは入れた。心電図とるから、用意してくるね』

そう、入ってきた浬に伝えた

ーナースステーションー

小石川「安静時発作、CCS4度か。病態が不安定になってる。治療を早めよう」

浬「はい。」

ナースも入れて周志のことを話し合っていた

根岸「病状も不安定でだいぶ動揺されてるみたいで、またいつ発作が出るか」

小石川「精神的な部分も多いからね」

『今後も出来るだけ近くでケア、続けようと思います』

小石川「ありがとう」

来生「僕たちも出来る限りフォローはするから。」

『ありがとうございます』

オフィスに入ると先に戻った浬がソファーで点滴をしながら仕事をしていた

来生「どうした？」

『具合悪いの？』

浬「いや、大丈夫問題ない」

来生「VIPが飛び込んできて混乱してるからねとにかく今は上条さんのケアに最善を尽くさないと」

小石川「怖いのは、患者さん本人の気持ちが折れることだ、外での待遇は通用しない。病気になると人はみんな無力だから、上条さんのような人は、特に辛いと思うよ」

『何かあったらすぐ言って？』

浬「大丈夫だから、お前は自分の仕事を優先しろ。」

またピッチが鳴った

『ごめんなさい。行ってきます』

そう言ってオフィスを出た