恋はつづくよどこまでも (ページ45)

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STORY 44 ページ45

浬と部屋を出た。

バンッ！！！！

特別室と普通の病院の境のドアを出る時
そのドアを開ける音が尋常じゃないくらい音がして、怒っていることがすぐにわかった

『ねぇ、浬？』

そう呼んでも聞いてくれない。

『一応誤解されてるみたいなので話すけど、デートなんてしてないからね！？たまたま会ってなんかアイスティー？みたいなのをかけられたの』

浬「は？」

怒ってるよね。

『と、とにかく。本当になにもないから』

ピロンピロン

胸ポケットのピッチがなる

『はい。もしもし。ち、上条さん。どうされましたか？』

癖で名前で呼ぶところだった。
浬に両手を合わせて急いで特別室へ向かった

『すぐ伺いますねー』

周志の部屋に入ると、
周志「遅い。2分53秒。」

『ごめん。これでも急いできたんですけど…？あ、どうされました？なんかありましたか？」

周志「ううん。暇だな～と思って。」

『あんたね。私は忙しいの！しかもなんで周志の単独になるわけ？意味わからないんだけど！そしてどうして私の居場所わかったの？』

周志「だってAがID落としたじゃん？その時に日浦総合病院って書いてあったし！天堂？先生がいるし一石二鳥じゃん！って思って！まぁAがいたら安心できるじゃん？なにしろ俺たちは…」

『わかったから。昔の話はもうしないで。絶対他の人の前で呼び捨てで呼ばないで。私も周志って呼ぶのやめるから。』

周志「どーしよかな？それはA次第かな？」

『本当上条さんは変わってないね。結婚しなくてよかった。私回診あるし行くね。じゃあ』

そう言って部屋をあとにした。
周志のこと忘れてたのに。
どうして出会ってしまったの？
浬には彼との関係を言いたくない。

周志の機嫌だけは悪くしないようにしよう。
扱い方は大体わかるしね…

浬だけには嫌われたくない。
私は彼と付き合っているときも浬のこと忘れたことなんかなかったからね。
どうか、気づかれませんように。