恋はつづくよどこまでも (ページ44)

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STORY 43 ページ44

数日後
今日から特別室に患者様が入るらしく私を指名してしたとか？
偶然出会した根岸さんと一緒に向かった。

VIPの患者さんは国内最大手の通販会社のご子息で、
その社長であるお父様がうちの病院の院長と旧知の仲で毎年、多額の寄付金を頂いている、いわばスポンサーらしい
寄付金って嫌な思い出しかないし嫌だな

特別室のドアの前にくれば立っているSPさん
なかなかすごい人なんだと思いながら中へ入る

コンコン

『失礼します』

そう言って中へ入ると小石川先生・浬・看護師長・佐倉さんが揃っていた。
患者様を見ると

『えぇっ！？うそでしょ？』

周志「おー！！！また見つけた』

小石川「えっ、お知り合い？」

周志「この間はどーも。楽しかったな！デート。」

待って。デートとかあんたとするわけないじゃん

浬からの目線が痛すぎる
顔も怒ってるもん

『いやいやいや、違うよ？違う。もう！変なこと言わないでよ』

そう浬に訴えるようにいう

周志「まぁ今日からよろしく！Aせーんせっ」

もう本当にありえない。
なんで私の居場所がわかったの？

小石川「改めまして、副医院長の小石川です。医院長からお話は伺ってます。」

周志「ども」

小石川「こちらが、担当医の」

浬「天堂です。」

周志『先生がこの科のエース？」

小石川「はい。」

周志「噂のね。へぇ、お願いしまーす。天堂先生がいるから、この病院を選んだ次第なので。」

浬「一緒に頑張りましょう」

周志「あっ、そうだ。A先生、俺の専属にしてもらってもいいですか？」

『はい？私忙しいし、担当医は天堂もいるので大丈夫』

小石川「ですし、誰か1人を専属というのは…」

周志「いいよねーー？ん？副医院長ー？」

小石川「も、もちろんです。」

はぁ？何考えてるの？

周志「よろしくねー！あと、このナースコール押したらそのA先生の胸ポケットに入ってる電話？みたいなのに繋がるように設定してよ」

小石川「それは難しいかと」

『私忙しいので出ません』

周志「ほら、寄付金。1.5倍に増やしてもらうようにいうからさぁー？ね？」

ほんとバカ。すぐお金で動かすところ変わってない。
でも新しい器具とかも買えて病院にはいいことか。

『わかったから。ただし、忙しい時にかかってきても出ないしここには来ない。それでもいいですか？』

周志「おっけーおっけー。じゃぁ！A先生よろしくね」

浬の顔が本当に怖くとても怒っていることがわかった
でもしかたがない。