STORY 40 ページ41
来生「Aちゃん、知ってる?スカイツリーって階段で登ったら2523段あるんだって。1度登ってみたくて行ったんだけど、そしたら、非常階段だからダメだって…」
そう真面目に話す来生をみてつい笑ってしまった。
『天堂先生には私なんかよりお似合いの人が、今も昔もちゃんと居て、釣り合うわけない!!そう、分かってたんですけど。あ、ごめんなさい。私…お疲れ様でした。』
そう言って帰ろうとしたら…
いきなり腕を引かれ、
気づいた時にはもう来生先生に抱きしめられていた…
来生「泣くなよ…俺がいるから。好きだよ…会ったときから…」
しばらくして離れた。
『えっと…あの…ありがとう!!来生先生の事は信頼してます。ごめんなさい。でも、私は浬が…』
来生「ははっ、だから好きになったんだよ。
そんなAちゃんだから。天堂とちゃんと話すと良いよ。」
そうすると来生先生は私の荷物を持って渡してきた
来生「はいっ、また明日!!」
そうして私は家帰って行った。
部屋に入ろうとカバンの鍵を探していた。
ちょうどエレベーターが開いて浬が出てきた
私はなぜか気まずくて早く部屋に入りたかった
浬 「A、こっちこい」
そう言って浬の家に強引に行かされた
部屋に入ると、険しい顔で
浬「どうした」
『みおりさん。やっぱり浬の事が好きなんだね。お似合いじゃない。みおりさんみたいな綺麗で優秀で誰もが認める人。私なんて浬ほど仕事は出来ないし、酒癖悪いし、すぐ寝落ちするし、何の取り柄もない。見てるのも辛いよ。やっぱり私と浬じゃ釣り合わないよ』
すると浬はあたしの頭を掴んで
壁に追いやられた
浬「今更なに言ってんだ?本気で言っているのか?俺とお前が釣り合わない事なんて100万年前からわかってる。」
『100万年…』
浬「俺の知らないところで泣くな。」
そう言って深いキスをしてくれた
と、その時ドアの開く音がして
流子 「たっだいまーー!ちょっと浬きいてよー」
浬「ゴホゴホ!」
玄関先でそのやりとりをしてた私たちは慌てて
何もないそぶりをみせた
でも浬の焦った時とか慌てた時の癖がでてるよ
バレるよ
流子 「あ!撤収しまーす」
『流子さん!待って、すぐ帰るから』
流子 「えっなんで帰るの?」
流子さんにそう言われて私は引き止められた。
浬の家でお酒を飲むことになった
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作者名:cana | 作成日時:2021年1月10日 17時