恋はつづくよどこまでも (ページ36)

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STORY 35 ページ36

浬の大阪出張当日ー。

浬「じゃぁ行ってきます」

そう言ってキャリーケースを持ちながら
オフィスを後にした

『いってらっしゃーい』

佐倉さんと流子さんが変装用の服を用意してくれていたが、なかなか怪しいものになっていた。

『ちょっと泥棒みたいじゃん…バレない為だし仕方ない…」

そのまま浬の後を付けた。

ー伊丹空港ー
しまった。

空港から降りて浬と若林先生が合流したのは見かけたのだけど
すぐに見失ってしまった…

あーもうなにしてるんだ私は…
大阪まで来た意味よーーー

道を歩いてると、道の端で何かをさがしてるお爺さんがいた

『どうされました？』

「えっ？あぁー！財布、落としてしもて…」

『この辺りですか？財布探すのお手伝いしますよ！』

「ほんまに！？ありがとう」

草とかの奥に落ちてないかとしたの方を覗くと
道路側に財布らしきものが落ちていて

『あっ！ありましたよ！これ！！これですか？』

「あぁー！これやこれ！」

そして仲間の免許証を確認してもう1度確認する

「あぁー！これわしや！ありがとありがと！」

『よかった！』

「ほんまにありがとーなー！よかったわぁ」

そう言いながら道の端にしゃがむお爺さん
少し疲れているように見えたためお茶を買いに行った

『堤さん！よかったらこれどうぞ』

そう言って堤さんに渡したが反応がない

『堤さーん、大丈夫ですか？堤さん？』

胸を抑えながら苦しそうに倒れる堤さん

『え？堤さん！？堤さんどうされました！？』

着ていたコートを頭の下にひいて呼吸状態を確認する。
これは心筋梗塞かな？

『すみませんっ！救急車呼んでもらってもいいですか！？そこの電信柱に住所があるので」

「あっ、はい。」

私は通行してる人にお願いをした

『堤さん失礼しますねー。すみません誰かAEDを持ってきてください！！」

そう言っても周りは若い人ばかりで
どこにあるのかわからないのか反応がなくて

『堤さん失礼します』

とりあえず心マを開始した。
またあとで叫んでとりあえずいまできることから

『1.2.3.4.5.6.7.8.9.10 1.2.3......』

「状況は」

『突然意識を失われて…』

『え、浬！？」

浬「心停止か。AEDー！」

『すぐ取ってくるね』

私は急いでAEDを探しに行った
AEDで処置すると2回目で堤さんは息を吹き返した。

救急車も到着し、浬と一緒に病院に運んだ。
処置が早かった為、無事に助ける事が出来たと救急隊の人に言われた。