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STORY 33 ページ34

ーナースステーションー

沼津 「嘘やん。魔王セミナーで留守やん!」

その声に根岸さんのパソコンにナースのみんながあつまる

中野 「本当だ!」

石原 「めずらしー!!!」

沼津 「鬼の居ぬ間にならぬ魔王のいぬまに羽伸ばそ!とか自分言うたあかんで。」

ナースステーションで賑やかな声が聞こえたので寄ると

『どうしたんですか??』

根岸 「天堂先生がセミナーの日ってA先生デートの日じゃ…」

『あーそうなんですよ。セミナー入っちゃったみたいです。仕事だからしょうがないです」

根岸「そう。残念ね」

ロビーを歩いていると浬が見えて

『てん……』

みおり 「天堂先生!」

と同時に声が聞こえて声の聞こえた方を見ると
階段から急いで降りてくるみおりさんがいた
浬に私の声は聞こえてないみたいで

みおり 「大阪でのセミナー登壇なさるってほんとですか!?今聞い、あっ…!」

足をつまづかせて階段から落ちそうになるみおりさん

とっさに浬が受け止めた。
危なかったしよかった…
でも…抱きしめてる!?

みおり 「すみませんっそそっかしくて。よく転ぶんです。あっ、で、そのセミナー私も呼ばれてるんです!アメリカでの臨床経験を話すことになってて、前日の教授主催のお食事会も参加するって聞きました!よろしくお願いします。」

浬「えぇ。」

私は見ていられなくて。その場を立ち去った。

ーナースステーションー
来生先生と根岸主任しかいなかった
だから聞きたいことを聞こうと思った

『来生先生、主任お聞きしたいことがあるのですが…
あの…みのりさんってみおりさんと似てるんですか?』

来生「みのりと似てるよ。まるでショベルカーみたいな子で真冬の大雪の中でもその雪かきわけてくるような子だった。」

佐倉「その話、来生先生からも以前お伺いした事があります。
太陽みたいな人だったと・・・」

根岸「本当に太陽みたいでしたよ。まるで今のA先生みたいに…」

『そうなんですね。似てるんだ。』

根岸「やっぱり不安ですよね?若林先生も大阪でセミナーなんでしょ?」

『みたいですね』

来生「Aちゃん追いかけて行っちゃったら?!」

根岸「そうね。7日と8日研修だったんですが無くなったから私が出勤できそうですし!」

『勇気がないです』

根岸「こっそり行っておいで!後悔するかもですよ?」

『んー。お言葉に甘えようかな。小石川先生に相談してきます』

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設定タグ:恋はつづくよどこまでも , 恋つづ , 天堂浬   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:cana | 作成日時:2021年1月10日 17時

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