恋はつづくよどこまでも (ページ32)

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STORY 31 ページ32

ピンポーン
ガチャっ

浬「なんだ。ってお前酒臭ぇ。また呑んでたのか？」

『あー浬くん！こんにちはー。ふふふふ。帰ってたんだねー！コロッケは佐倉さんたちに食べてもらいましたよーだっ！浬くんはひどーい』

浬「…もう寝ろ。行くから」

浬が送ってくれた
布団に寝かせてくれた

浬「どんだけ呑んだんだよ。ほどほどにしとけよ」

『そんなに呑んでないもーん。浬が悪いんでしょー！クリームコロッケ食べてくれなかったんだもん！来生先生に教えてもらったのにさ。火傷しながら…』

浬「悪かった。でも来生にどう思われてるかわからないんだからほどほどにしとけ。」

『なにいってるのー？来生先生とはなーにもないよ！私はずーっと浬くんでーす』

浬「はぁ。鈍感だな。とりあえず寝ろいいな」

『ZZZZ』

浬「寝るのはやっ。」

そして俺は帰った

翌日、真司くんが急変し、緊急アブレーションを行う事になった。
私は介助に入るよう浬に言われた。

全然戻らず浬と原因を考えていると
佐倉「天堂先生、造影剤の副作用で喘息発作が出てるのかも知れません。」
マイクでそう言ってきた。

浬「佐倉、どういうことだ。説明しろ」

佐倉「はい。真司くんが少し咳き込んでるのを2、3回見たことがあります。それと、メンソールのタブレットが好きでよく舐めてて、もしあれが咳を楽にするものだったら…
真司くん。喘息かもしれません。」

確かに私も様子を見に行ったとき咳き込んでいるのを見た事がある。

浬は根岸さんに言われ佐倉さんを担当から外していた。
しかし原因を佐倉さんが見つけてくれたため根岸さんとアイコンタクトを取った後、佐倉さんを介助に入れた。

今回は間違いなく佐倉さんのお手柄
佐倉さんの発言がなければ真司くんどうなっていたか。

私は浬がいるであろう外のベンチへ向かった
『天堂先生、お疲れ様です。』

浬「お疲れ様。はいよ」

そう言ってチョココロネをくれた

『ありがとう！クリームパンじゃなくてチョココロネじゃん！うれしい』

『んーーー！おいしい！！こうやって天堂先生とお疲れパンできるなら、最高のデートだな』

浬「ばか」
そう言って浬はクリームパンを食べた