恋はつづくよどこまでも (ページ30)

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STORY 29 ページ30

ー浬家ー
『もうそろそろいいですかね？』

そう思って油の中に作ったクリームコロッケを入れようとすると
来生「あぁー、まだ早い気がする」

『あ、そうなんですね…』

来生「しっかり熱してからじゃないと破裂するから気をつけないと。」

『わかりました！さすがです！』

来生「そろそろいいんじゃない？そういえば、何かあった？天堂と」

『えっ？』

バレてる？

来生「もしかして進展あったの？」

『何からの進展ですか笑」

来生「何かあると思ったのになー」

『私と天堂先生が！？ないない！』

来生「できる男の勘？笑」

パチパチパチッ

『うわっ、あっつーーい』

油が手に飛んできた

来生「大丈夫？すぐに冷やさないと」

そういって来生先生の持っていたハンカチを濡らして私の手に置いてくれた

『すいません。ありがとうございます』

ガチャ
浬が帰ってきた

『あっ、浬、おかえり』

浬「人の家で何やってんだ」

『クリームコロッケでもと思って作ってたの。偶然来生先生とスーパーで会って、私料理苦手だから教えてもらっていただけなの』

来生「俺はただの助っ人。」

『教えてくれてありがとうございました！』

来生「Aちゃんと料理するの楽しかったよ」

そう言いながら部屋を出ていく来生先生

『直ぐできるからもうちょっと待ってて』

浬「ごめん、検査が入った。すぐに戻る。」

『えっ、そうなんだ。じゃあ何かに詰めようか？」

そういうと用意をする手を止めてこっちを向いた

浬「お前、ほんと危機感ないよな。」

そう言って部屋を出ていく浬

折角作ったのに。
浬のためにクリームコロッケを…
でも検査ならしょうがないよね。

こんな量一人では食べれないため佐倉さん家に持って行った。

ピンポーン
ガチャ
『遅くにごめんね？クリームコロッケ作ったんだけどいらない？たくさん作っちゃって…』

佐倉「おいしそー！いいんですか？いまみんなで勉強会してて！A先生教えてくださいよー！」

そう言われたのでお邪魔した

『どうかな？来生先生に教えてもらいながら作ったしおいしいはず！』

酒井「えっ！？来生先生ですか？」

『あ、うん』

酒井さんきっと来生先生のことすきなのかな？

酒井「あの…先生って来生先生と…お付き合いとかって」

『え？ないよ！大丈夫』

酒井「よかった」