恋はつづくよどこまでも (ページ26)

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STORY 25 ページ26

ー浬 sideー
戻る途中ナースステーションを通るとナースたちが騒いでいた

石原「あっ、ちょっと！天堂先生！これ、オフィスに資料を渡しに行こうと思った時に落ちてたんです。」

受け取り見ると見たことあるような付箋に
“会って話したい。今日必ず先生に会いに行く”
そう書いてあった。

まさか噂のストーカ！？
だとしたら今が危ない！？
そう思い式場へ走り出した

はぁっ、はぁっ。やっと着いた
どこにあるんだろう。暗いのに。
店員さんに聞けばわかるかな。
とドアに触れた瞬間

？「探してるのはこれかな？」

そう言われて振り向くとそこには

？「ここで待ってたら会えると思ったから」

『え、田沢…さん？」

田沢「やっと2人になれたね。」

『え、なんで田沢さんが？どうして？」

田沢「俺って、気づかなかった？全然連絡くれないんだもんなぁ。俺は気持ちをアピールすごいしてたのになー」

そう言って私の携帯を見せ近づいてくる田沢さん

『返してくださいっ』

そう言って取ろうとすると掴まれる腕

田沢「見るたびにいつも違う男と一緒にいてさ」

『やめてくださいっ。離して」

田沢「そいつらより俺のほうがA先生には相応しい男だと思うよ？ねぇ、今日こそっ、ちゃんと話そ？折角の時間なんだよ。誰もここへは来ないんだからさ」

と男の力に女の私が勝てるわけもなく
もうどうしたらいいのかわからなかった。
浬助けてって心の中で叫んでいると…

…バンっ！
田沢さんの手が離れた
浬「はぁ、はぁ。何してんだ、お前は」

『え、か、か、浬…」

田沢「邪魔すんなよっ」

そう言って浬に殴りかかる田沢さんを素早く避けた浬。
田沢さんが浬にかわされた反動で倒れて横にあった鉄の工具を持ってこっちに向かってきた

浬「下がってろ」

田沢「邪魔しあがってー！！」

そう言って浬に降りかかってきた。
あぶない！そう思った時には浬が田沢さんの上に乗って押さえてる状態だった。
浬はとても強かった…

ガチャンっ！
音がした方に目を向けると、浬の上にある鉄パイプが落ちかけていた

『浬っ！あぶない！！！！！』

私は何も考えずとっさに浬の元へ向かった