恋はつづくよどこまでも (ページ24)

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STORY 23 ページ24

出勤後、ナースステーションに来生先生と向かうと

浬「遅い！！」

『え？だってまだ30分前だよ…』

そう言うと遮るように
来生「多分俺に言ってる」

来生先生が受け持つ事になった鶴岡さんの検査結果が思わしくなかったらしい。

なるべく早くオペが必要だと分かった。

来生先生と佐倉さんがオペの話をしに行った。
でも鶴岡さんはもうすぐ娘さんの結婚式があるのでオペをしたくないと言っていると佐倉さんと来生先生が話ていて耳に入った。

20年ぶりに娘さんと再会する事になっており、
離婚して家を出てずっと会って居なかったことも
佐倉さんが話してくれた。

結局カテーテル治療でしばらく様子を見ることにした。

しかし浬はすぐするべきと反対の姿勢だった。

ー病室ー
食事の時間で私は少し気になりウロウロしていた。
『鶴岡さん、お食事食べてますか？』

鶴岡「っ…はぁっ。はぁっ。」

『鶴岡さん！どうされました？』

鶴岡「胸がっ…」

もしなして発作！？
ナースコールを押して鶴岡さんに声をかける

『鶴岡さんすぐに楽になりますからねー』

『失礼します。」』

バイタルは…

［鶴岡さんどーされました？］

とナースコールが聞こえた

『鶴岡さん発作です。ニトログリセリン持ってきてもらえますか？あと来生先生にも連絡を」

［はい！了解です］

『鶴岡さんわかりますかー？』

ニトロスプレーはどっかにあるはず

『鶴岡さん口開けますねー』

来生「鶴岡さんどうされましたー？」

『来生先生！たぶん鶴岡さん発作です」

来生「ありがとう。鶴岡さん失礼しますねー」

翌日

合同カンファレンスで佐倉さんが根岸さんと一緒にやってきた。

鶴岡さんの為に娘さんの結婚式当日、外出支援が出来ないかと佐倉さんが頑張って提案していた。

来生先生はもちろん他の先生たちも許可出来ない。そう言って居た。

佐倉「なんの為に？あたしが説得しようとしたら鶴岡さん、そうおっしゃいました。何の為に生きるの？その日が最後でも良い。あの子が一番幸せな日に居たい…と。一目娘さんに会って、生きたいっと思って欲しいんです。病気を治したその先を考えて欲しいんです。」

それでも同行するのが新人看護師の佐倉さん一人だけの為周りな皆、反対していた。