恋はつづくよどこまでも (ページ15)

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STORY 14 ページ15

翌日の朝の回診後

ピロロピロロ

浬「はい。
心室細動？？！」
浬にピッチが入り一変に空気が変わった。

天堂「すぐにMEに連絡！PCPS準備！小石川先生、A一緒にお願いします！！」

神田さんがまた急変したという連絡が、石原さんからあった。
小石川先生、浬、私で緊急オペに入った。

－オペ室－
石原「VF戻りません。」

小石川「アドレナリン～！」

浬「PC200～！！」

『早く急いで～！！』

『離れてー！！』

浬「PCPSまだか？」

「用意できました！」

『もう1回行くよ～！離れてー！！

だめだ…』

浬「もう一回！」

ピーーーーーーーー

長時間及ぶオペが終了
みんなで精一杯のことはしたが
神田さんは亡くなってしまった。
ここの病院へ来て初めて助けることができなかった。

－オフィス－
佐倉「失礼します。A先生。神田さんの彼女さんが訪ねてきてます。」

優「五十嵐優と申します。ご実家で葬儀も終わって、今日はこれを。佐倉さんにはこれで、A先生にはこれを」

私に渡された冊子にはおすすめの炊飯器がざらっと

書かれてて、わかりやすい説明もひとつひとつに

ついていた。

優「これ見たら、どうしても渡したくて、、、」

『すごい。こんなにもたくさん。本当に探してくれたんですね。本当にありがとうございます。本当に嬉しい」

優さんも用事があるらしく、この日はすぐ帰った。

オフィスで仕事をしててもぼーっとしてしまった。
今日は定時で帰った。
ずっといても神田さんのことを考えてミスしそうだったからだ。
まさか浬が私の方をチラチラ見ていることも知らず…

その日の夜
私は五十嵐さんが持ってきたパンフレットをずっと眺めていた。
どうして私は助けることができなかったのだろう。
必死でがんばったのに。
こんなにも、優しい人なのにどうしてなんだろ。
私はずーっとベットの、上で泣いていた。

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

無視したかったがら何回も鳴らしてきたから帽子を深く被り泣いているのがわからないようにドアを開けた

ガチャ

『え。』

浬「やっぱりな。泣いてると思った。ずーっと上の空だったし心配だったから。」

ねぇ。どうして私に優しくするの？
優しくなんかしないで。
浬にはすぐ泣いていたことがバレた。
中は入ってもらった