45. 青い扉 ページ5
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智 ｢今日のAちゃんの部屋はここね？｣
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皆さんに今日お世話になることの挨拶がすむと、大野さんに連れてこられた2階。
5色の部屋の扉を目の前に、大野さんは青色の扉を指さした。
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『この部屋って…？』
智 ｢おいらの部屋｣
『大野さんの！？』
智 ｢ん、そーだべ｣
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赤い部屋は、櫻井先輩のお部屋。
青い部屋は、大野さんのお部屋なんだ…
｢入って荷物置いていいよ｣って促してる大野さんの優しさはありがたいけれど…
さすがに、今日も 誰かの部屋で寝させてもらうのは申し訳なく感じた
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『申し訳ないですし、今日はリビングのソファで寝させて貰うので大丈夫です！』
智 ｢だめ｣
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智 ｢風邪ひいちゃうもんソファは。｣
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でも、大野さんは私の遠慮は断固拒否だった
風邪ひいちゃうからダメだって、雨の中私がこの前帰ろうとした時と同じように止めた
そして、それは大野さんだけではなかったみたい
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｢そんなおじさんの部屋で寝んの？｣
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後ろからそんな声が聞こえて、振り返ったら
階段の近くの壁に寄りかかってこっちを見ている和がいた
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智 ｢ニノ、またおじさん呼び｣
和 ｢おじさんは一人で寝なさい｣
智 ｢えー｣
和 ｢えー じゃないのよ。ほら、行った行った｣
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大野さんをおじさん呼びしながら、和は大野さんの部屋の扉を開けると
大野さんの背中を押して彼を強引に部屋の中へと入れた
がちゃんとその扉が閉まったかと思ったけど、すぐさままた開くその扉からひょこっと顔をだした大野さん
そんな 和を睨む大野さんのほっぺは少しだけ膨らんでた
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智 ｢困ったことあったらいつでも来ていいからね Aちゃん｣
『あ、有難うございます』
智 ｢でも、Aちゃんをソファで寝させたら怒るよニノ｣
和 ｢じゃあ俺、さっそく怒られちゃうじゃん(笑)｣
智 ｢まじでソファで寝させる気…｣
和 ｢あーあー！早く引っ込んだ！｣
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和はそう言って 身を乗り出した大野さんをまた部屋の中に押し入れた
今度は完全にその扉は閉まって、もうその扉から大野さんが顔をだすことはなかったけど
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和 ｢A｣
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今度は別の部屋の扉が開いたみたい
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メル(プロフ) - naoさん» 大変遅くなりました。ストーリー更新いたしましたのでぜひ読んでいただけると喜びます！ (2021年6月8日 22時) (
レス) id: 51d22dd195 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - 猫耳さん» 大変遅くなり申し訳ありませんでした。更新いたしましたのでもしまだ登録していただいていたら読んでいただけると喜びます！ (2021年6月8日 22時) (レス) id: 51d22dd195 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 翔くんと主人公ちゃんが一緒に花火大会行けて距離がもっと近づくといいなぁ。 (2019年1月31日 4時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)
猫耳 - とーっても、おもしろいです（＾ｕ＾） 次回の更新待っています (2017年10月1日 19時) (レス) id: 43003607d6 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - ★ニノ担★さん» コメントありがとうございます！花火大会のお話ぼちぼち書いているところですので、今しばらくお待ちください！季節が少しずれてしまって申し訳ありませんが(;_;)お話を読んでくださって嬉しいです！亀更新かもしれませんが今後も楽しみにしていただけると喜びます！ (2017年9月13日 20時) (レス) id: 2125d9806d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メル | 作成日時：2016年5月8日 15時
