5 NearMs. ページ6
『あんたは性別が女なら誰でもいいのか?』
「そんな訳無いじゃん。現に昨日は断ったんだよ?」
『顔面レベルが私だったんだよね?女じゃ無いって言ってたじゃん?』
「逆にこう考える事も出来ない?」
『…………何?』
「女じゃ無い奴と付き合うんだよ?この際性別は関係無いんだよ」
『………………』
「俺もいけんの!?」
「やろうと思えば?」
「えっ♡やだぁ♡」
そんな可愛らしい声を上げて両手で顔を覆ったジョンハンと未だニコニコしているジス。
そんな二人のやり取りを見ていたら何だか馬鹿らしくなってくる。はぁ、と溜め息が漏れて頬杖を吐くと目の前にいるジスはまたこちらへと視線をよこす。
「まぁ、冗談はここまでにしてさ。小エビに関しては少し興味はあるよ?」
『………はぁ?』
「えっ!お前、小エビに興味あったの!?」
「うっそ!やだぁ♡」
テーブルを叩いてジスへと体を向けて驚くジョンハンと両頬を手で抑えるエビの姿。
そんな二人を見て笑い声を上げたジスはエビの方へと顔を向けて彼女へ指を刺した。
「エビが青年君と付き合った訳じゃん?」
『え?……あぁ、そうだね』
「小エビはさ、エビが青年君と付き合って何か変わったなぁとか思わない?」
『エビが変わった…………』
………変わった、?…………変わったな。
あれだけ気怠げな目をしていた目はイキイキし始めたし、口が悪かった彼女は少し丸くなった。
よく笑顔を見せるようになったし、唇はピンク色に染まり何というか…………可愛くなった。
大学生君と付き合う前まではあんなにも捻くれていた奴が今じゃ良く笑いポジティブ発言の連発だ。
『………変わったね、』
「……え、私何か変わった?」
『……変わっちまったよ、アンタは』
「え、そう?あんま分かんないけど」
そう首を傾げたエビに目を逸らすとまた目の前から突き刺さる視線。
「あのエビが男と付き合って変わったんだよ?小エビも男と付き合ったら変わんのかなぁ?って思うじゃん?」
「あぁ、確かに興味はあるかも。お前、口を開けば捻くれ発言ばっかじゃん?それも無くなるんじゃないの?」
そう言って私に指を刺したジョンハンに思わず黙り込んでしまった。
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ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました!笑 (4月6日 17時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました!!!エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、? (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品!🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー!まるのさん!こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね!一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月17日 22時