23 NearMs. ページ24
「お前はジスが協力してくれてる、なんて思ってるかも知れないけどジスはそうじゃないかも知れないんだよ?」
『……いや、ジスは、私を可哀想に思って協力してくれて、』
「ジスからそう聞いたの?」
『だ、だって、アイツは私の為を思って男にウケる髪型やスーツスタイルも教えてくれて、』
「ハーフアップは男ウケ良くないよ。それなら髪の毛上げてた方が俺は好きだったよ?うなじ見えるし」
ジョンハンの言葉に驚いて何も発せなくなってしまった
「それに、スカートとパンツは好み分かれるって。俺はお尻のラインが見えるからパンツ派だよ?」
『………………』
「ジスの好みで話されてる、って考えなかった訳?」
『………………』
「側から見たらジスに好かれようと頑張ってる女の子だよ?」
側から見たら好かれようと頑張ってる?え、何?じゃあ周りから見たら私は少しでもジスに好きになって貰おうと行動しているように見えてたって事?
『何それ、屈辱なんだけど、』
「でもジスは喜んでたじゃん?付き合ってると言おうがあんなにも自分の時間を割かなかったやつがお前の誕生日には時間も割いて?告白もされてんのに全部断ってんだよ?」
『………………』
「何とも思ってない相手にそこまでしないって」
『………そ、そんな事、』
「なら試しに聞いてみたら?」
『何を、』
「ジョンハン抜きで過ごしたかったから、もう一度時間を取って欲しい、って」
『……は、』
「それで分かった、って言われれば確定だろ」
そんな一言で?そんな一言で確定になってしまうの?今まで私が協力して貰っていたと思っていたのは私の勘違いで、ジスはいつの日からか私を好きになってた?は?
ジョンハンの手を掴んでいた私の手はどんどん力を無くしていきジョンハンの手からこぼれ落ちそうになった時に掬い上げるように私の手を掴んだジョンハンに目を向けた
「人生何があるか分かんないね?」
『え、』
「一匹の小エビが鯛を釣り上げて、一匹のミジンコが鯛を釣り上げたんだよ?伊勢海老側からすると溜まったもんじゃ無いだろうね?」
私がジスを釣り上げた?そんな馬鹿げた事があり得るのか?テーブルの一点を見つめたまま固まっていると声が聞こえた
「……え、何してんの?」
どうやら、ジョンハンの片割れが戻って来てしまったようだった。
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ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました!笑 (4月6日 17時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました!!!エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、? (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品!🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー!まるのさん!こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね!一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月17日 22時