21 NearMs. ページ22
結局の所、女好きという部分は何も変わっていないみたいでジョンハンの発言にもはや呆れながら投げ槍になっているジス。
そんなジスを見て少し悲しそうなジョンハンは適当にあしらわれている、なんて思っているのかも知れないな。まぁ、片割れにぞんざいに扱われたら悲しむ奴は悲しむだろう。
でも、あんたはしつこい女は適当にあしらってたってのに自分が適当にあしらわれると悲しいって言うのか?
お前も大概面倒な男だな。
ズゴゴゴ〜、なんて音を鳴らしてウーロン茶を吸い込むと私の横にいた奴が自らの片割れの為に口を開いた。
「……まぁ、あんま考えなくていいんじゃない?時間が解決するよ」
「………時間?」
「いずれジョンハンがどっちか一人を選ぶ日は来るんじゃない?その日が来るまでとりあえず待ってみなよ。解決しなさそうな事をずっと考えててもほぼ無意味じゃん?」
「………………」
「……この子は傷つけたくないな、って思う子と結ばれるよ、きっと」
「………………」
『アンタが言うと説得力無いね』
「………え、何なの?そこは感動する所じゃない?めっちゃいい雰囲気だったじゃん、ぶち壊さないでくれる?」
女を取っ替え引っ替えしてる奴が何て事を言ってるんだ。思わず鼻で笑ってしまうと隣から刺すような視線が刺さる中、俯いていたジョンハンが顔を上げた。
少し晴れやかな顔をしているという事はジスの言葉にまぁ納得したのかもしれないな。ジスに言われて納得出来るのもすごいけどね。
「……分かった。じゃあ俺はその時間が解決してくれる事を願いながら過ごしてみるよ。」
「うん、そうしな」
『まぁ、解決しなさそうならインド行きな?』
「そうするわ」
そう言って笑ったジョンハンを見ると少し笑ったジスは立ち上がりトイレ、とだけ言うとその場を去っていってしまった
ジスの背中を見つめ続けているジョンハンは少しだけフッ、と笑うと前のめりになって私へと声をかけた。
950人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました!笑 (4月6日 17時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました!!!エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、? (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品!🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー!まるのさん!こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね!一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月17日 22時