2 NearMs. ページ3
私の話を聞いて、んー、なんて唇を尖らせたエビは私の発言に少し納得していないようだ。
大体この子はジスを良い奴のように見過ぎなんだよ。それならまだジョンハンの方がサッパリしている気がする。
……………サッパリしてるで良いんだよね?
「……そうかなぁ?ジスは絶対好きな子見つけたらのめり込むタイプだと思うんだよなぁ」
「え、俺そんなタイプなのかなぁ?」
『ど、どこをどう見てそう思ったの?』
「だってまだ誠実じゃない?」
『………はぁ?』
誠実?ジスが?冗談は存在だけにして欲しい。
「だって思い返してみなよ?ジスって女を取っ替え引っ替えはしてるけど、どれだけ告白されても絶対付き合ってる間は浮気しないじゃん?」
『まぁ、そうだね』
「確かに発言は終わってるよ?でも本来のジスって誠実だと思うんだよね。誠実じゃ無かったらジョンハンみたいに暴れてるか浮気してるでしょ」
「とりあえず俺が人間として終わってる、って事だけは理解したわ」
少しゲンナリしているジョンハンとエビの発言を聞いて嬉しそうに笑ったジスはエビを見つめながら数々の女を落としてきたであろうあの甘い笑顔を出しながらエビへと声をかける
「えぇ〜?俺の事そんな風に見てたの?俺達付き合う?」
「そうなったらウチの小型犬が泣き叫びそうだから辞めとくわ」
「ふふっ、それもそうだね?」
ジスの言葉に少し笑いながら返すエビの顔は何とも言えない幸せな雰囲気を醸し出している。
………クソが。私を置いて先に幸せになりやがって。
少し前に隣に住んでいる大学生の男の子と付き合った彼女はその大学生君からバレバレのアプローチを受けていたらしい。
あの時はアプローチ法を聞いて三人で口をあんぐりと開けてしまったものだ。しかも驚きなのが彼はそれをバレていないと思っていたらしい。
驚きで声が出ない私と爆笑する双子。
そんな彼女もいつの間にか大学生君の事を好きになっていたみたいだったけれどこれまた驚いたのは本人が好きになっている事に気が付いていなかった事だ。
何か似た者同士だよね、なんて三人で話した事は彼女には内緒だけどね。
950人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました!笑 (4月6日 17時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました!!!エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、? (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品!🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー!まるのさん!こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね!一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月17日 22時