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19 NearMs. ページ20

 
 
 
 
 
 
 
 
ジスの言葉に俯いて肩を落としたジョンハンは初めての事だらけで悩んでしまい気が上がらないんだろうな、



こんな姿のジョンハンを見て放っておく事なんか出来なかったんだ





『ジョンハンさぁ、今日一緒にくる?」


「え、俺が?」


「……は?何言ってんの?」


『いや、だってジョンハンが悩んでんじゃん?そのまま放っておく事も可哀想だしさ、』


「いやいや大丈夫でしょ。それに、話ならエビが聞いてあげるってさ。ね、エビ?」


「そんな事したらうちの小型犬が泣き叫ぶから」


「………………」







口をポカンと開けたまま固まってしまったジスを横目にジョンハンに体を向けると少し戸惑ったような顔をしているジョンハンの瞳は少し揺れている。不安、だったのだろうか?





『一人で考えてみたけどよく分かんなかったんでしょ?なら、今日は私達に全部ぶちまければいいじゃん』


「………………」


『ジスもこんな事言ってるけど、アンタの事は心配してんだよ?』


「は?してないよ。そのまま悩み続けてくれた方が俺的には面白……っ!!!!」


『……ね?だから、今日は一緒に来なよ。飲みたくなったらとことん付き合ってあげるからさ?』


「………そか、ありがとな、A」


『ははっ!うん』






よっぽど嬉しかったのか久しぶりに私の名前を呼んだジョンハンに笑いが出てしまった。そんなに弱ってたんだなぁ、そんなに恋愛下手だなんて知らなかった。







「……ヒ、ヒールの踵って足の甲を踏む為に作られた物じゃ無いと思うんだけど、?」


『このヒールはジス用に作られた物なんだよ?』


「へぇ、知らなかったなぁ、たっくさんの愛が詰まってんだねぇ?」


『………………』





片方の口角しか上げずに私を殺しそうな勢いの目で私へ笑いかけたジスに笑えてない顔で笑い返すとスッと表情が消えたジスは私を睨みつけた後ジョンハンへと体を向けた。








「……金は自分で払ってね?」


「……分かってるっつーの、」







少しむすくれたように言い返したジョンハンを見て柔らかく笑ったジスの顔はやっぱり楽しんでいるだけじゃ無かったみたいだ。






そして面倒くさいから、という理由で店を予約してくれなかったジスの代わりに私が予約した店へとジョンハンを連れてくるとお昼の時間よりかは顔色が良くなったジョンハンに連れてきて良かった、なんて思ったもんだ。
 
 
 
 
 

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ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇‍♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました!笑 (4月6日 17時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました!!!エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、? (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品!🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー!まるのさん!こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね!一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月17日 22時

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