10 NearMs. ページ11
『おっはよう！ジス！』
「あぁ、おはよう」
『どう！？早速ハーフアップにしたよ！似合ってる！？』
「うん、似合ってる似合ってる」
『本当！？可愛い！？』
「うん。単純で可愛いよ」
やっぱり男はハーフアップに弱いのか？さっきジョンハンにも似合ってるって言われたしジスにも似合ってるなんて言われたんだよ？
少し薄ら笑いをしているジスは、あっ、と声を上げると上から下まで視線を往復させると私を見つめた。
「……小エビって基本的にスーツはパンツスタイルなの？」
『え？あぁ〜、別にそういう訳じゃ無いよ？ただ雰囲気的にタイトスカートは似合わないかなぁ？と思ってさ』
「うーん……そんな事無いと思うよ？」
『へ？』
ジスはデスクに肘をつきながらまた上から下まで舐め回すように視線を向けると私の髪へと目を固定させた。
「ほら、今はハーフアップにして白い髪留めつけてて可愛らしい雰囲気になってるからスカートも似合うんじゃ無いかなぁ？」
『え？マジ？』
「うん、馬鹿な小エビでも分かるでしょ？パンツスーツとスカートスーツ、どっちに人気が集まるかなんか」
『スカートッ！』
「そういう事」
私に指を差しながらニッコリと微笑んだジスに溢れんばかりの笑顔が込み上げてくる。
そうか、私はスカートが似合わないと思っていたけどそんな事無いのか。え？それじゃあ私は明日からスカートスーツに変えれば女としての魅力がまた高まるって事だよね？
『それじゃあ明日からスカートスーツにしてくるよ！また明日似合ってるか似合ってないかちゃんと判断してね？』
「似合ってる似合ってる」
『……いや、まだ履いてないんだけど』
「見なくても分かるよ。今の小エビはパンツよりもスカートの方が断然似合うはずだよ」
『えぇ、どうしよう……これでモテモテになっちゃったら、』
「ふっ、どうなるか楽しみだね？」
あ、コイツ今ちょっと馬鹿にしたな？
でも付き合いの長い私には分かる。ジスはハッキリと物を言うから似合う、と言ったらきっと本当に似合うんだろう。明日からスカートかぁ、………結構なイメチェンだなぁ、
スカートはどこにしまってたっけ？なんて考える私を横目で見ながら鼻で笑ったジスは椅子に深くもたれかかると考え続けている私を凝視し続けていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 950人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - りりちゃんさん» コメントありがとうございます🙇♀️泣いて笑ってくれたのは嬉しいです👍ジョンハンサイドも考えております🥰めちゃくちゃフラグ立てました！笑 (4月6日 17時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
りりちゃん(プロフ) - すごい面白かったです泣いて笑いました！！！エビサイドの話も読みましたが、ジョンハンサイドのお話はあるのでしょうか、、、？ (4月6日 14時) (レス) @page35 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - いーさん» 何気なく読んでたら私の作品！🙄それまた凄い🙄これからも気が付いたらコイツだな…みたいな作品書けるように頑張ります🥰これからもよろしくお願いしますね💋 (4月3日 22時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
いー - いつも楽しく読ませてもらってます😄何気なく気になって読んでいたらいつもノルンさんの小説です😆これからも楽しみにしています☺頑張ってください🎵🎵 (4月3日 21時) (レス) id: 1572353726 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» わぁー！まるのさん！こんにちは🥰元々書こうとは思ってましたが、読者の方に頭隠しての時から書く事がバレていた作品です😂思ったよりも嬉しい方多いんですね！一応あっちの時はサブ枠やったのに…笑 ぜひ楽しんで読んで下さい💋 (3月19日 12時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月17日 22時
