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お母様のWhite Day 3🎁 ページ47

 
 
 
 
 
 
丁寧に手をゴシゴシと洗ってリビングへと戻るといつもご飯の準備を済ませているミンギュが何故かご飯の支度を済ませていない。




何だ?やらかしすぎて今日は晩御飯抜きか?




ミンギュに視線を向けながら恐る恐るソファへと座り込むと私の姿を確認したミンギュはリビングに置いてある棚の上から袋を手に取ると私の隣へと座り込んだ





『……そっ、それはっ、』


「今日はホワイトデーでしょ?ヌナの為に買ってきたんだ」


『ミンギュッ………!』




あぁ、知っている、知っているとも!ソクミン君から聞いたからね。少しシンプルな紙袋を私にハイ、と笑顔で手渡したミンギュに笑顔が自然と出て来てしまった。




『……ありがとう、バレンタインは迷惑かけたからお返しなんてよかったのに、』


「俺が渡したかっただけなんだ。……開けてみて?」


『……うんっ、』





はやる気持ちを抑えながら袋を覗き込むとあまり見る事の無い長方形の何かが包まれている。…………何だ、この形は?




ネックレス……?にしては包まれているサイズが大きすぎる。




頭にハテナを浮かべながらリボンを解き包装されている紙のテープを剥がすと出て来た物に言葉を失ってしまった








「へへっ、どう?ヌナにピッタリだと思ったんだ」


『………………』


「やっぱり実用的な物の方が良いでしょう?コレがあればヌナもやる気を出すかと思って!」


『………………』


「もし俺達が結婚したら、って考えると後々の為に必要だよなぁ〜?なんて考えてたんだ!」


『………………』


「結婚して、子供が出来たら今のままのヌナじゃ生活なんてとても出来な」


『ミンギュ』


「ん?」


『何コレ』






横でベラベラと話すミンギュには目もくれず私が見つめているのは両手で持っているホワイトデーのプレゼントだ。






"ズボラな貴方でも必ず出来る!家事が出来るようになる15の法則"と書いてある本をただただ見つめ続ける私に隣からまた明るい声が聞こえた




「ヌナは家事が出来ないでしょ?生活力皆無じゃん?」


『………………』


「俺、思ったんだよね!このままじゃいけない!って」


『………………』


「だから買ったんだ!ズボラなヌナでも家事が出来るようになるピッタリなプレゼント!」






死んだ魚のような目になっていく私を見てニコニコしているであろうミンギュは私の為と思いこんなプレゼントを用意したようだ
 
 
 
 
 
 

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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月14日 6時

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