現代エロースのWhite Day 4🎁 ページ30
『……中身、何なの?』
「……さぁ?忘れた」
『……何それ、忘れる事なんてあるの?』
「気になるなら開ければ?」
そう言われて箱に結ばれているリボンを解いて蓋を開けると中に入っていたのはローズゴールド色のブレスレット。思わずジュンに目を向けた瞬間ジュンの腕によく似た物がつけられているのが目に入り言葉を失ってしまった。
『ブレスレット………?』
「……うん」
『……ジュン、その腕についているの昨日までつけてたっけ、?』
「…………忘れた、」
また忘れたの?忘れてばっかじゃん。でも私は覚えてるよ、昨日まではジュンの腕にそのブレスレットはついてなかったよね?今日の撮影前はつけてたかなぁ?どっちにしろつけたのは今日、だよね?
ブレスレットを持って私の腕へつけようとするけど上手くつける事が出来ない。
少しだけ悪戦苦闘しながらブレスレットと闘っていると私へと伸びてきた手はブレスレットを掴んで私の手首に回すと留め具をしっかりと留めてくれた。
『……ありがとう、可愛いねコレ』
「……うん」
『お揃い、嬉しいな』
「……欲しい、って言ってたから」
そう言ったジュンはテーブルへと突っ伏してしまい体の力が抜けたようにテーブルの上で伸びている
『………大好き、ジュン』
「………知ってる」
テーブルに突っ伏しているジュンの頭に手を伸ばしヤワヤワと頭を撫でてやると、恥ずかしさからか私の手を跳ね除けたジュンに思わず笑ってしまった。
『ごめんね、ジュン』
「次にあんな注文してきたらコレクションボックスとポスター全部捨てるからね」
エロースのWhite Day Fin
『箱、どこに飾ろうかな?』
「え?箱を飾るの?」
『うん、箱は飾ってリボンはボックスに入れる』
「………リボンをボックスに入れるの?」
『当たり前でしょ?コレクションは増やしてかなきゃ』
「…………………」
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月14日 6時