現代エロースのWhite Day 1🎁 ページ27
カシャッカシャッと鳴り響くシャッター音は留まることを知らない。それもそうだ。それが私の仕事なんだから
『………………』
「………………」
『ジュン、目線を上にして』
「………………」
『次は横』
「クプスヒョン……あの二人、」
そう声をかけてきたのはディノだ。
「……まだ仲直りしてないみたいだな」
『次はしゃがんで』
「……………………」
「あの二人、何で喧嘩したの？」
次にそう声をかけて来たのはシュアだった。
「………Aが嫉妬してジュンにキレたらしい」
『座って肘ついて……違う、そうじゃない』
「……どうしろって言うの？」
『胡座かいて右膝に右肘つけて、分かんない？』
「…………はぁ、」
「……この雰囲気どうにかしろよ、最悪じゃん」
いつもは騒いでいるはずのAが少し静かだからか困ったように言ったジョンハン。
「ヒョン、声かけてきてよ、」
「……な、何で俺が、」
そう言って俺にお願いしてきたスングァンの言葉に次は俺が困ってしまった。
『ジュンはもう終わり、写真は選んでおくから帰って良いよ』
「……いつもより枚数少なくない？」
『気のせいだよ。…………次は、』
『クプスだね、早く来な。』
「………はいよ」
「ヒョン、俺がジュンと少し話してくるよ」
そう言ってウォヌは持っていたジャケットをソファへと投げ捨てたジュンの背中を追いかけて行った。
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月14日 6時
