科学者のWhite Day 1🎁 ページ24
⚠️ギフテッドのWhite Dayと合わせてお読み下さい。
"……あ、ジフンさん？僕です。今日時間ありますか？今から時間取れます？聞きたい事があるんです。家で待ってますね？それじゃ"
僕です、だって。誰だよ。
「………何で俺がこんな目に、」
俺はギフテッドの家から帰っていたはずなのに何故かまた家とは違う方向へと車を走らせている。
「ギフテッドの次は科学者ってか？ふざけんなよ」
それよりも奴は何だ？俺の行動を見越しての行動なのか？もうそろそろギフテッドの家から帰ってる所だろう、ってか？いや、アイツは俺がギフテッドから呼び出されたのは知らないはずだ、何者だよアイツは。
次は何の用事だ？まさかアイツも助手に渡す物を悩んでいるんですって言うつもりじゃ無いだろうな？俺はアイツらの恋愛相談係じゃ無いんだぞ。
タイミング良く電話をかけてきたミョンホの家へと向かっている間にまた流れてきたラジオの音声。
"さぁ！それではお便りを読んでみましょう！ペンネーム、ホランヘさんからですっ！こんばんは、ホランヘと申します。本日はホワイトデーですね！僕は先月、付き合っている恋人からバレンタインデーとしてコーンフレークボールを"
ブチッ、
「………何を貰ったかなんて興味無いっての」
少しイライラしながらラジオの音声を消すと無音に包まれた車内は車が走っている音しか聞こえなくなってしまった。
……俺は別に渡す相手がいなくてイライラしている訳じゃ無い。ただ、自分の幸せを相手にも共有したがるその気持ちが分からないだけだ。そうだろ？俺
またまたどこぞのカップルの為に車を走らせながら車道を走らせていると込み上げて来たのは奴らに対しての少しの怒り。
………まぁ、ミョンホにも助けては貰っているからな。文句は言えない。何ならアイツは一度ベストを着ていたとは言え刺されているからな。
確か、あの時はチャニがミョンホの助手に重傷を受けたみたいな言い方をしてアイツらがくっついたんだっけ？何がどうなったらくっつくのか俺には分からないがな。
「……………………」
あぁ、もう考えるのはよそう。
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月14日 6時
