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ギフテッドのWhite Day 3🎁 ページ23

 
 
 
 
 
 
 
 
「……うわぁ〜、色んな花があるねー?」


「花言葉もあるし、その花言葉で気持ちを伝えるのもアリなんじゃない?メッセージカードも言えばくれるよ」


「へぇ〜!ジフンさんはそうやってプレゼントしてたんだねっ!」


「………………」




目を逸らして咳払いをすると少し笑ったチャニは女性の店員へと声をかけた。




「恋人に渡したいんですが、何がオススメですか?」


「恋人さんですねっ!そしたら愛と感謝、を伝える花束はどうですか?」


「あぁ、素敵ですねっ!それでお願いしたいです!」


「かしこまりましたっ!こちらで見繕いさせて頂いてよろしいですか?」


「お願いします!」






そう言って微笑んだチャニの笑顔はとても幸せそうだ。






待つ事数分。色んな花が綺麗に整えられて大きな花束を抱えたままチャニとともに家へと向かい家まで無事に送り届けると感謝の言葉を述べたチャニは家の中へと入っていった。






きっとチャニの助手は喜ぶだろうな。何たって花束なんだからな。しかも花言葉付きだぞ?俺が当時渡した時は喜んでくれたんだからな。





「…………俺の春はいつ訪れるのやら、」






ボソッと呟いた言葉はラジオの音声で消えてしまい何とも言えない気持ちのまま車を発進させ続けた。






 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ギフテッドのWhite Day Fin









 
 
 
 
 


『せ、先生……これっ、』


「えへへっ!ホワイトデーのお返しだよ!」


『は、花束……ですか、』


「うんっ!ジフンさんのオススメなんだ!受け取って?」


『う、嬉しいです……けど、』


「ん?」


『わ、私花粉症、……なんですが、』


「え、」
 
 
 
 

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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月14日 6時

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