お姫様達のWhite Day (ページ19)

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ミナ君達のWhite Day 3🎁 ページ19

　
　
　
　
　
　
　
「うーん……ミナ君は何がいいと思う？」

「そうだなぁ、……あっ！ハンカチは？学校で使ったりするでしょ？」

「あっ！ハンカチいいかもっ！あっちにあるんじゃない？」

「じゃあ、そっちへ行こうか？」

小物売り場へ移動しようと雑誌売り場の横を通り過ぎようとした時だった。ピタリ、と足を止めたドソクは、あっ、と声を上げて一つの雑誌に目を移した

「見てみてっ！ミンギュが写ってる！」

「んん？あっ、本当だ。そういえば雑誌の表紙撮影するとか言ってたなぁ、………また脱いでるね」

「本当に筋肉すごいね？何を目指してるの？ボディビルダー？」

「……いや、そういう訳じゃ無いと思うけど、」

昔に比べてまた大人の色気が増してしまったミンギュは前回と同じく今回も脱いで撮影に臨んだようだ。これは脱いでくれと言われたのだろうか？それとも自ら脱いだのだろうか？

「学校でもミンギュは人気だよ？すごくカッコいい！こんなお父さんが良い〜！って言われてた」

「ふぅん」

「一番人気なのはハニ君とジス君だけどね？スングァンは嫌がられてた！うるさそうだって！」

「あぁ、うん。あながち間違ってないんじゃない？」

「そうだね！」

「で？俺は？」

「話題にもならないよっ！」

「………あ、そう」

俺、話題にもならないんだ。一応ドラマのOSTとか主題歌をソロでやったりしてるはずなんだけどなぁ、

少し悲しい気持ちのまま小物売り場へと移動するとホワイトデーの贈り物に！なんてポップが書かれている専用の売り場があって目を通していくとドソクは声を上げて一つの箱を手に取った。

「うわぁ、！見てっ！これ、すごく可愛いね！」

「お、花柄のハンカチかぁ！うん、良いんじゃない？」

ドソクが手に取ったのは赤い薔薇柄のタオル生地のハンカチと少しお菓子が入った箱だった。

「うんっ！俺これにするっ！」

そう言って笑顔で箱を抱えたドソクとレジへ向かおうとすると同じコーナーにお洒落な箱が見えてそれを手に取るとその箱はどうやら色んな味のコーヒーの粉が入った詰め合わせの箱だったようだ。

「……コーヒーかぁ、」

「どうしたの？ミナ君」

「んー、ママって毎朝コーヒー飲んでるよね？」

「え？うん、確か飲んでたと思うよ」

「………………」
　
　
　
　