ダリアのWhite Day 4🎁 ページ12
「あ、あるよ、お返しっ…!」
『……….は?』
何言ってるんだ?こいつ、
頭をはてなにしていると勢いよく倒された私の体はベッドへと沈んでしまった
「……お、俺の……….愛?」
『…………はぁ?』
そう言って少し機嫌を取るように可愛らしく笑ったスニョンに呆れた溜め息が漏れてしまい押し倒された体を起き上がらせると大人しく一緒に起き上がり出すスニョン。
そんなスニョンを見つめていると気まずそうに私から目を逸らして俯いてしまったスニョンに声をかけた
『……何?俺の愛って』
「いや、ほら、今日はとびっきりの愛を注がせて頂きますよ、っていう、」
『……いや、いらないんだけど』
「………………」
そう伝えると申し訳無さそうな顔をして上目遣いで私を見るスニョンに思わず笑いが込み上げてきてしまった。
『………もう。スニョンの馬鹿』
「……ごめんなさい、」
そう言って肩を落としながら私に謝った彼の耳裏を少しだけなぞると声を上げて体を震わせた後、耳に手を当てながら笑ったスニョンの顔に怒りなんて湧き上がってこない私は随分とスニョンに惚れ込んでるなぁ、なんて思い知らされてしまった。
ダリアのWhite Day Fin
「……え、仔猫ちゃん、スニョンからお返し貰わなかったの?」
『あ、はい、忘れてたみたいなんで』
「はぁ〜?……アンタ終わってるね、男終わってるよ、マジで」
「……そこまで言っちゃう?じゃあ何?ヒョンからはさぞかし素敵なプレゼント貰ったんだよね?俺の事、馬鹿にしてるんだからさっ!」
「当たり前じゃん。プレゼントも貰ったし、何ならレストランも予約してくれてたよ?マジで最高だった」
「俺とお前を一緒にすんなっての」
「…………………」
『あのさ、スニョン?スンチョルさんと比べるのはもう間違ってるからね?』
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月14日 6時