chapter 9 ページ10
『……アンタ、何知ってんの？何でコレ使わないの？何かがあるから使わないんでしょ？』
「………………」
『アンタ、最後にしたゲームここの世界のゲームなんだよね？絶対知ってるよね？早く言いなさいよ』
あ〜……、なんて呟きながら空中に目を彷徨わせながら言いにくそうに二つの銃について説明してくれた
「……えと、俺が今持ってんのはハンドガンなんだけど、威力は本当に低いんだ。でも、出てくるゾンビ達を倒す為に撃つんじゃなくて足止めする為に使うから別に威力低くても良いんだよね、威力が高いの欲しかったら別ので賄えるし」
『うん』
「んで、メイン武器になるから拾える弾の量が多い、上手く使えば弾が枯渇する事無いんだよ」
『うん』
そう言ってハンドガンの説明を終えると目を逸らしながら私の持っている銃へと指差したミンギュはまた口を開いた
「……お前が持ってんのは、アサルトライフルっていうやつ。連射出来るのが特徴だけどその銃は三点バーストって言われる銃で三連射になってんだ。アサルトライフルなだけあって威力はハンドガンよりも遥かに高い」
『うん』
「……だけど連射されるから一瞬で弾が無くなるんだよね、尚且つ威力が高くて強いから弾もそんなに拾えないんだ」
『うん』
「……んー、まぁ、簡単に言えば、すぐ、使い物にならなくなる、って〜、……感じ？」
『…………』
あぁ、なるほどね。アンタの説明を全部分かった訳では無いけどアンタの言いたい事は何となくは理解出来たよ？
『要するに、使えない方を私に渡してるって訳ね？』
「……い、いやっ、別に、そこまで言ってる訳じゃ、」
『じゃあ、交換しなさいよ。』
「あ、いや、それは、……」
『…………はぁ、』
あぁ、もう埒が明かないな。どっちの銃を使うかで揉めてたらそれこそ時間切れになってしまう。
『……もういいよ、分かった。とりあえずここから出ようよ、このままじゃここにいるまま爆破されちゃうよ』
「あ、あぁ、うん、」
『どこに行けばいいの？』
「チャーリーとマリアが出た所から道なりに進めばガンショップへ着くはずだよ、ゲーム通りならそこでイベントが起きる」
『………分かった』
そう言って歩き出そうとした私の肩を掴んだミンギュは私の前に立つと少し振り返り私へと声をかけた
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
