chapter 5 ページ6
ドガァァァァァ！！！！！
『………ひっっ！！！』
凄まじい何かの物音で目は一気にかっ開き、声にならない声で起きた私は慌てて体を起こした
「よう、目を覚ましたか」
『……は、』
「お前さん、そこの路地裏で倒れてたんだぜ？外傷も無さそうだから連れて来たがお前噛まれてないだろうな？」
『………は？』
噛まれてない？とは？
『……、！ひっ、！』
「？……何だ？そんな顔して」
『な、なん、何で、そんな物騒な、………っ、』
「………物騒？」
私に声をかけた人へと目を向けるとそこにいたのはアメリカ系白人の筋肉ムキムキなマッチョお兄さん。軍隊の方なんだろうか？迷彩柄の軍人服のような物を着てその左手には大型銃が持たれておりそれを肩にかけている
「おっと、自己紹介がまだだったな」
『え、』
「俺は、SWAT突撃部隊のチャーリーだ。そしてそこにいるのは同じくSWAT人命救助部隊のマリアだ。」
「よろしくね」
『す、すわっ、すわっと？』
何？何だ？すわっと？すわっとって何？ていうか、アメリカ人？何で？ここどこ？え、何？
頭の中がはてなで埋め尽くされ泳ぎまくる目のまま周りを見渡すと私の隣にもう一つベッドがあるのに気付き、ベッドで眠っている人物に目を向けると息の根が止まりそうになった
『……ミ、……ミンギュ、？』
どうしてミンギュがここに？きしむ音を立てたベッドから立ち上がりミンギュの隣へと立ち顔を覗き込むとミンギュは眠っているのかピクリとも動かない
「何だ、お前ら知り合いか？」
『え、？……あっ、』
「彼は大丈夫よ、安心して」
『へ、？……あぁ、』
何とも煮え切らない返事をした私に二人は口を噤むとよく聞き慣れた声が私の耳を突き抜けた
「………A？」
『……っ！ミンギュッ！？……よ、良かっ、』
「……あ、？」
知り合いが目を覚ました安心感、そして訳の分からない場所にいるのにミンギュがいる事、その安堵で思わずミンギュへと抱き付くと少し間抜けな声が聞こえた後に慌てたようにミンギュは声を上げた
「っっ、！！おいっ、！何してんだっ！ブスッ！！離れろっ！！！」
『……あ、ごめ、』
私をグイッと勢い良く離したミンギュは私に怒ると周りの景色を見て私と同じように固まってしまった
「え、……は、？」
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
