chapter 4 ページ5
「あ、あの、どんな内容なんでしょうか、？」
「簡単だよ。電極をつけて二人で眠ってもらうだけだ」
『え、？』
「ね、寝るだけ、？」
思わず目を見合わせた。
"寝るだけだって、お前どうする？"
"寝るだけで50万も貰える訳無いじゃん"
"そうだよな、絶対何か隠してる、断ろう"
目で会話をした私達はどうやら意思疎通が取れたようでお互い頷くとミンギュは研究者の方を真っ直ぐと見つめ強い意志で力強く返答した
「やります」
『は？』
「寝るだけで50万なんて貰える事無いだろ？お前は何を躊躇ってんだよ」
『……………』
「ありがとう、君達なら受けてくれると思っていたよ」
そう言って目の前の研究者の方は私達に一杯の水を差し出した。あれ？何これ？私ももう強制的にやっちゃう感じ？
せめて、私だけでも断りたい。そんな事を考えたが研究者の方の目は鋭く私を捉え続けていて何も言えなくなった私は萎縮してしまい、小さな声でやります、と言ってしまった。
「素早く寝てもらう為にこの中には深い睡眠を促す薬が入っている。これを飲んでから眠ってくれ」
そう言われて意思疎通が取れなかった私達は差し出された水を一気に喉へと流し込むと二つのベッドの間に置かれた機械に繋がっている電極を頭に貼り付けられた。
「ミンギュ、君はまだ眠らないでくれ。少し説明がある」
「……え」
「A、君は先に眠って準備を始めていてくれ」
『………はい』
眠るだけなのに説明？眠るだけなのに準備を始めろ？あぁ、もう嫌な予感しかしない。
高額な特別給に釣られたであろうミンギュに巻き込まれながら目を瞑ると不思議とすぐさまやってきた睡魔。
薄れゆく意識の中で研究者の方から説明を受けているであろうミンギュの、はぁ！？という声を最後に私は意識を飛ばしてしまった。
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは！読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます！！こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます！ (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルン
| 作成日時：2024年3月4日 0時
