chapter 22 ページ23
『なんっ!だっ!……えっ!?』
「さ、叫び声……?な、何で?」
そう呟いたミンギュは階段を上がって行き、その背中を私が追いかけて二人で階段を上がり切った時に少し奥の扉から一人の男性が勢い良く飛び出してきた。
『ス、スングァン、さん……?』
「あ、あいつ、何で………」
扉から出てきたスングァンさんは自らが出てきた扉を両手で押さえると視線をこちらに向け、目を開いた後にすさまじい剣幕でこちらに向かって叫び声を上げた
「二人とも、突っ立ってないでこっちへ来てっ!!ゾンビの集団が流れ込んで来てるっ!!!」
『は、……はぁ!?』
「は、?……な、何が、どうなって、」
顔を歪めたミンギュはこの状況をどうやら理解出来ていないみたいだ。
ミンギュの腕を叩くと戸惑いながらも頷いたミンギュと共にスングァンさんの元へと向かい三人で扉を押さえた瞬間勢いよく扉から衝撃が走る
「うわっ、!!」
『ぎゃっ!!ヤ、ヤバくない!?』
「二人ともっ!よく聞いてっ!」
未だにドンッ!と激しく動く扉を押さえながら汗を流すスングァンさんは私達に向かって大きな声を張り上げた
「三階に、!三階の展示ルームにっ、!鉄で出来たかんぬきがあるっ!この扉をっ!閉めるための道具だっ!どちらでもいい、!取りに行ってきてっ!!!」
「か、かんぬき、?」
『さ、三階ぃ!?』
扉がドンッ!ドンッ!と動く中発したスングァンさんの言葉に私達は言葉を失ってしまった。
こんな状態でどちらか一人は三階に行ってかんぬきを取りに行けって?んな無茶な、
でも、こんな状態を放っておいたらいつこの扉が開いてしまうか分からない、
ここを押さえる人物は女の私より男二人の方が良いだろう。力が強いんだから。
腹を括りスーッと息を吐いてから言葉を発しようとした瞬間に隣から聞こえた声に耳を疑ってしまった
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ノルン(プロフ) - Kさん» こんにちは!読んで頂きありがとうございます🙇♀️最近、忙しくなり始めてお話を簡単に上げれなくなってしまいましたが、気長に待って頂けると嬉しいです😭 (3月12日 6時) (レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ほんとにほんとにノルンさんの作品が大好きで、毎日楽しみにしてます!!こんなに楽しい小説を書いてくださってありがとうございます! (3月11日 21時) (レス) id: b54b5bae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノルン | 作成日時:2024年3月4日 0時